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アダルトチルドレンについて

こんにちは。

アダルトチルドレンについての簡単な考察。

アダルトチルドレン(AC)とは、親から正しく愛情をもらえなかったといわれる人たちの、生きづらさや人格形成に影響していると感じている状態を指す概念、後天的につくられた性格の類とされています。
臨床研究ではまだ不十分といわれており、複雑です。アルコール依存症の問題のある家庭や、機能不全家族といわれる家庭環境の中で育ったことが原因で、大人になっても深いトラウマを引きずっている人達のことをまとめて称しています。

AC は、様々な事情で、親から愛情を受けられなかったために、幼少時の甘えが満たされず、その状態で大人になっているため、甘えを満たしたい欲求があるそうです。

人の機嫌を伺ったり、自尊心が高く、プライドが高い特徴もあります。甘えを満たせなかったときに攻撃的になるなど、防衛反応も強いようです。

また、必要以上に人に依存してしまう傾向があり、相手が自分の甘えを受け入れてくれた人と判断した途端に、必要以上に近寄っていったり、何でも受け入れてくれるように思い、極端に依存する傾向もあるようです。

会社、社会的な関係性においても、それ以上の関係性を求め、父性や母性と重ね、親や、家族、身内のような関係性や扱いを求めやすいともいわれています。

自分の判断に自信が持てない、人との距離感が取れない、余計なお世話をしすぎたり、必要以上に自己犠牲的で、常に他人から賛同や賞賛を必要とし、特別意識、習慣的な嘘、自分にはどうにもできないことに対し過剰反応したり、衝動性、感情的な波の大きさや神経症的傾向等、傷つきやすく引きこもりがち、孤独感、自己疎外感、罪悪感を持ちやすい等、症状は様々です。

担ってきた役割により、タイプ別に分けられてもいます。

◆「優秀でない自分は価値がない」「頑張らないと見捨てられる」等と考え頑張っていることが多いヒーロー(英雄)タイプ。
家族に疎まれ、寂しさを感じやすく、「自分を認めてほしい」「注目してほしい」という想いが強く、問題を起こしてしまい、大人になっても怒り、依存が目立つスケープゴート(身代わり)タイプ。
家庭に余計な刺激を与えないように過ごしてきた子に多く、おとなしい子として周囲から特に気にされなかったため、大人になり、「自分は必要とされていない」などと孤独を感じる、ロスト・ワン(いない子)タイプ。
自分の喜怒哀楽を抑え周囲を笑わせたり、家庭の緊張を和らげる役に回ったため、自分の本当の感情がわからなくなり、周囲をよく観察し気を配りすぎるクラウン(道化役)タイプ。
家族の世話を焼いてきたタイプで、いつしか家族の世話に生きがいを感じてきたものの、自分の人生について考える機会を逃してしまいがちなイネイブラー(支え役)。
愚痴を言う親を慰めたり、家族のストレスを癒し、依存されても「私がいないと困るだろう」と親に人生を縛られてしまう人も多いプラケーター(慰め役)等。

総じて、子供の頃に、甘えを受け入れられていないことから、結果的に傷を負う経験を持つなど、生きづらさに繋がり複雑ですが、「過去を受け入れ、力に変えて、これから何ができるかに焦点をあててゆくことで、前に進む方法」等が推奨されているようです。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

今日もよい一日を。








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