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【仕事】エシカルファッションについて👒

皆様こんにちは、静香です。
最近サスティナブルエシカルというキーワードをいろんな分野で耳にしますが、その中でもエシカルファッションが注目されてきました!

私も仕事柄最近エシカルファッションについて触れることが多々あります。
今日はエシカルファッションをテーマに、以前アパレル業界で働いてた実体験を元に、注目されている背景を記事を書いてみました。

❶エシカルファッションとは

❷ファッション業界の歴史

❸今後のエシカルファッション

①エシカルファッションとは

そもそもエシカルファッションとは何でしょうか。
環境問題のみではなく、労働問題社会問題にも配慮したうえで素材を選び、生産から販売までをおこなっている“地球と人に優しいファション”を「エシカルファッション」と表現します。
 例えば、環境に負担がかかりにくい素材を使用したり、人権に配慮して生産されたファッションのことです。2004年にフランスでエシカルファッションショーが開催されるようになったことから、ヨーロッパを中心にムーブメントが起こり、少しずつ世界に広まっていきました。

 その考え方が重視されるようになったのは、2013年にバングラデシュにあるファッションブランドの縫製工場が入った8階建ての商業ビル「ラナ・プラザ」で起きた崩落事故が発端です。「大量生産・大量消費」のビジネスモデルを高めるために労働者を低賃金で雇い、危険な現場で働かせていたために起こった事故でした。これをきっかけに、アパレル企業は生産現場に責任を持つべきだという原則から「倫理的な」ファッションが求められ、「エシカルファッション」に取り組むようになりました。

②ファッション業界の歴史

約10年前の2010年頃ファストファッションが日本に上陸してきて、ブームになっていた時、私もちょうどアパレルの会社で勤め始めました。

▼日本に上陸した海外ファストファッションの一例

■GAP(アメリカ)
1995年に日本に進し、男女両方から安定した人気を獲得。装飾性が低く、ユニクロのライバル的な存在

■ZARA(スペイン)
1998年に日本進出し、主に女性層から高い人気を得る。価格は高め。

■TOPSHOP/TOPMAN(英国)
2006年に原宿に上陸し、2010年前後に人気を博したが、価格の中途半端さも影響してか、2015年初めに日本撤退

■H&M(スウェーデン)
2008年秋に上陸し、GAPやZARAの単価より遥かに安い価格帯が受けてファストファッションブームの火付け役となった

■Forever21(アメリカ)
2009年春に上陸し、H&Mと共にファストファッションブームをけん引。H&M同様に超格安系。ただしブームが去って2019年秋に日本撤退

■アバクロ(アメリカ)
アバクロンビー&フィッチ。日本で並行輸入が大人気であった中、2009年12月に銀座へ1号店をオープン。ファストファッションブームの中、オープン日にはたくさんのメディアが駆け付けた。

■Bershka(ZARA系)
2011年に日本上陸

■ホリスター(アバクロ系)
2013年上陸

■ストラティバリウス(ZARA)
2014年に日本上陸

その頃のファッション業界では大量生産、大量消費が多く、ファストファッションを中心に流行スピーディーに追いかけることが世の中で求められていました。

当時商社で勤めていたときに、より安いコストで洋服を作るために、中国から東南アジアの工場を開拓したり、とにかく安い労働賃金で生産できる工場を探し、安い素材を探し、とにかくどれだけ安く生産できるかがとても大事でした。その過酷な労働環境で作成された洋服が大量に輸入され、日本で販売され多くの若者に行き渡るというビジネスモデルの渦中にいました。

この頃からセールが盛んになり、セール時期が年々早まり、それでも売れ残った在庫が生産量の約40%〜50%にも当たると言われていました。しかしその頃は問題視されていませんでしたが、近年、サステイナブルエシカル消費が注目されてきていて、環境問題労働問題から大量生産・大量消費、安いものが売れる時代から少しずつミニマリストの考えが増えたように、いいものを大事に、長く使う時代へと変化してきています。

③今後のエシカルファッション

ここ10年で大きく変化してきたアパレル業界ですが、すでに昔から地球環境に配慮したブランドもあります。また、近年でサステイナブル、エシカルに力を入れているブランドも増えてきました。ここで代表的なブランドを紹介します。

▼代表的なファッションブランド
世界的な関心も高まり、ファッション業界でもエシカルサステナブルは、ブランド理念としても切り離せないものになってきています。様々なブランドで多くの取り組みが行われていますが、「エシカルファッション」「サステナブルファッション」に、積極的に取り組んでいる代表的なブランドをいくつか紹介します。

Stella McCartney
イギリスのファッションデザイナーによるブランド、ステラマッカートニーは設立当初から皮革や毛皮を使用しておらず、再生カシミアを採用することで環境負荷が7分の1まで軽減。チャリティー活動への参加や労働環境の改善など、人に対する配慮も積極的に行っています。

H&M
スウェーデン初のファストファッション・ブランド。H&Mは「CONSCIOUS PRODUCTS」を展開しており、一年を通して、レディース、メンズ、キッズ全てに、サステナブルな素材を20~50%以上使用しています。その割合を上げるため、技術革新に取り組んでいます。

GUCCI
再生素材、オーガニック素材、バイオベース
持続可能な原料による素材を使用し、環境に及ぼす影響に配慮してデザインされた「Gucci Off The Grid」コレクションを展開。さらに、人と地球のために積極的な変化を生み出す「Gucci Equilibrium」プロジェクトも立ち上げています。

Vivienne Westwood
デザイナー自身も積極的な環境保護支援活動家として知られるヴィヴィアン・ウエストウッドは、2011年から「エシカル・ファッション・アフリカ」プロジェクトを始動。フェアトレードの実施や途上国の労働者支援といった人権への配慮だけではなく、熱帯雨林保護活動などにも力を入れています。

このように今アパレル業界でもサステイナブルをなくして経済活動はできないほどどこのメーカーもエシカルな考え方を取り入れています。

私たちの消費活動も全部地球環境に配慮したものを取り入れるのは難しいので、せめて、生活の10%〜20%だけでもサステイナブルなライフスタイルになるように身の回りのできることから取り入れていきたいですね!

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