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フランスから来たバーバパパ
バーバパパ、Barbapapa、barbe à papa…。
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ユーモアがあって絵がうつくしいバーバパパの絵本。山下明生(やましたはるお)先生の翻訳があたたかく、子どもたちにも大人気です。
✳︎ 絵本『おばけのバーバパパ』 ✳︎ (Amazon)
今日は、フランス語を学んでいる人も、バーバパパが好きな人も初めてな人も、それぞれに興味が広がったらという願いを込めて、バーバパパをフランス語×日本語のフィルターを通してご紹介します。
名前の由来
Barbapapa という名前は、フランス語の barbe à papa (綿あめ:「お父さんの髭」が直訳)から来ています。いろんな形にヒュヒュヒュッ( Hula hup !)と変身できるので、ほんとに綿あめみたいですね。
繰り返し見てしまうバーバパパのアニメ
アニメ版バーバパパの、ほぼおじさんの声で成り立っている音声が個人的にツボで、日本語版があればなぁ…と思っていたら、ありました!
Amazon primeもあります。
✳︎ アニメ『バーバパパ』 ✳︎ (Amazon prime)
おじさんの声なのも、力が抜けていてリラックスしている感じも一緒です。フランス版の雰囲気がそのまま出ていてすごい。
フランス版の一部が、カナダはケベック州のテレビ局のYouTubeチャンネルで見られます。
アニメの方は割と大人向けかな?と思っていたのですが、3歳の娘が繰り返し見ているので小さな子の心もちゃんと掴んでいるようです。
バーバパパ、決め台詞の翻訳
フランスで
« Barbatruc ! »
と言って形を変えるところは、日本語では
「バーバへんしん!」
になっています。
trucとは、「コツ、からくり、あれ(日本語で言う「あれよ、あれ!」みたいにも使える)…」などさまざまな意味を持つ単語ですが、ここでは英語のtrickのような意味で使われています。
ちなみに、英語での« Barbatruc ! »は « Clickety click, Barba trick! »なんですって!♡どの言語もすてきな翻訳にため息が出ます。
バーバパパの家族の名前
(公式ホームページより https://www.barbapapa.com/la-famille-des-barbapapa/ )
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papa「お父さん」
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フランス語で「お母さん」はmamanですが、バーバママにはmamaが使われています。
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beau「美しい」の女性形belle
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lala(歌を口ずさむ時の声)
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bulはbulle「泡」から来ている模様
アイディアが閃いた時のふきだしみたいな感じ
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-ouを付けると愛称のように親しみを込めた呼び名になります。たとえば、lapin「うさぎ(ラパン)」をlapinou(ラピヌー)にしたり🐇
日本語の方の「ズー」は、douの発音を少し変えた音であることと、zoo「動物園(フランス語での読み方はゾーですが🐘)」から来ているのかもしれません。
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dur「固い、ハードな」が付いているので、がんばってスポーツに励む様子が名前に込められているのでしょうか。
日本語の「バーバブラボー」という名前もとっても似合っています◎
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実はbarbotineというフランス語の単語が存在します。陶器用の粘土の一種で、でこぼこした装飾に使われることが多いです。バーバリブに関係はあるのか…👀どちらかと言うと、名前の最後を「ティンヌ」と可愛らしくしたのがフランス語の名付け理由ではないかと思います。
日本語の「リブ」は、本好きなのでlivre「本」やlibrairie「本屋」から由来していそうですね。
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フランス語では、語尾に-ouilleをつけるとちょっとおもしろい感じの印象になります。
「モジャ」は見た目の印象とともに、ちゃんとおもしろそうな雰囲気が出ている名前ですね✳︎
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おすすめのエピソード
上で紹介しましたバーバパパの誕生をご覧になったら、次におすすめなのはバーバママを探しに旅に出るこのエピソードです(♡ 子どもたちも生まれます)。
フランスから来たバーバパパ。
可愛いな〜と思って見ているうちにフランス語も気になってきたら、ぜひ一度フランス語で見てみてください。音を聞くだけでも、楽しい体験になりますよ♬
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