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【詩】【月光恋花】

紅い花びらに 

託す想いを伝えます

銀色をした露の雫たちが憧れる

おごそかに白く輝き放つ

月(あなた)だから

私はその優しい光に照らされ

静かに揺らいでいる

清く儚い一輪の花なのです…

愚かな花姿だと思ってください

あなたを見つめ続けることができた私は

嬉しくて 花びらいっぱいに
幸せを感じてゆく

せめて秘めやかに秘めやかに
美しく咲かせて

あなたが雲隠れした時

静かに散ってゆきたいのです

恋をした瞬間 想い合えず

私(花)の命が終わりを告げるのだから

それでもあなたの光を浴びなければ

不安で

あさぎ色をした葉も茎も根まで全て

心が震えるの

せめて誇り高く 誇り高く
綺麗に咲かせて

あなたが太陽と交代する明日は

きっと私のことは

忘れ去られてしまうだろう

夏風に吹かれ 

日光に恋浴してる

ひまわりに微笑まれながら…

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