マガジンのカバー画像

嗚呼、職人の絶望日記

34
京都で漆と木工の仕事をしている脱サラ職人。 父は職人歴50年のガンコ者。 絶望的な経済状況の中でおもしろおかしく生きていこうとする、希望にあふれた職人の生きざまをご覧あれ。 アウ… もっと読む
運営しているクリエイター

#木工

職人、ライターデビューす

旅と手仕事にフォーカスしたwebマガジン&ストアの「tabitote 」にて職人のエッセイを書かせて…

17

自分を甘やかす日々 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2017年4月。 アウトドア漆器ブランド立ち上げ記。 昨年の4月、アウトドア漆器erakkoの「おと…

25

ホームページの調子はどうですか? 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記 2016年10月 「erakko」というアウトドア漆器ブランド名と…

23

アウトドア漆器試作の日々 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記 2016年10月 erakkoというブランドネームとロゴも決まり、…

36

ブランドロゴができた 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記 2016年9月。 一人旅でしか感じることのできなかった想いを…

35

あれもこれも一人では 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記。 2016年8月。 父に教えてもらう漆塗りと、独学の木工を組…

28

はじめての漆塗り 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2016年7月。 アウトドア漆器ブランド立ち上げ記。 アウトドア漆器の入れ子になる木地を試作した。 そのセットを4つ作った。 めっちゃがんばった。 よくもまぁ、素人がここまでやったと自分でも思う。 漆塗りの修行そっちのけで、べらぼうな時間を費やしたこと以外は。 1セットに、お椀とお皿2つずつ。 木のうつわは、なにかしらのコーティングをしないと、水分を吸い続けます。 食べ物の汁や色ならまだしも、洗剤も吸ってしまいます。 次に料理をよそったときに、吸っていた洗剤がにじみ

アウトドア漆器の木地試作 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記。 2016年6月。 キャンプでの使用を考えたお椀の木地の試作…

31

職人さんのマネ 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2016年5月 ツーリングがてら、材木屋さんを見つけてきた。 車がある今となっては、どうやっ…

35

材木探しという名の、、、 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2016年3月〜4月。 木工を始めた当初の大きな課題の一つが、「木材の確保」だった。 ホームセ…

37

お椀、吹き飛ぶ 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2016年2月。 漆塗り職人の師匠である父に内緒で購入した木工旋盤。 夜、漆の仕事が終わってか…

68

漆職人の父に弟子入り 〜ブランド立ち上げ記〜

どうも、真冬でも半袖半ズボンで小学校に通っていたきゃじょーです。 「少資金からできたブラ…

8

男同士のうすきみ悪い約束 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

昔、京都で新卒入社した時の同期が大阪に戻っていて、久しぶりに遊びに来てくれるという。有無…

15

彼らのプロ野球チップス 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

北海道に、野球友達の(と思っている)青年がいる。 彼はとある宿の息子で、3人兄弟の長男である。 その宿にはじめて行ったのは4年前で、当時彼は小学4年生だった。 ちなみに当時の僕は25歳。 旅人という名のプータロー(今も半分プータローみたいなものだが、、、)だった僕は宿に長期滞在していた。 夕方になって彼が学校から帰ってくると、毎日いっしょに日が暮れるまで野球をしていたのは青春の思い出である。 去年の秋、北海道で例の宿におとずれた時、彼は中学1年生になっていた。 部活など