雨宮純

悪徳商法,エセスピリチュアル,疑似科学,陰謀論などについて取材・執筆しているライター。…

雨宮純

悪徳商法,エセスピリチュアル,疑似科学,陰謀論などについて取材・執筆しているライター。 スピリチュアルやオカルト、陰謀論については社会的な背景や影響に注目する立場です。

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悪徳商法、オカルト、スピリチュアル、陰謀論などについて執筆・出演。オカルト・スピリチュアル・陰謀論については、背景や成り立ちに着目する。 自チャンネルYoutube - オカルトサブカルちゃんねる note人気記事※広く知って頂くことを優先する場合を除き、記事は公開後2週間程度で有料に切り替えます。 マルチ商法をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 事業家集団注意喚起イラスト 謎の開運アカウント「パイプ椅子さん」 -SNSで自然発生す

    • 「令和の一向一揆」が行われ、反ワクチン勢はその得票力を見せ付けた〜都知事選と反ワクチン勢のこれから〜

      前回記事でその混沌ぶりを紹介した2024年都知事選だが、蓋を開けてみればゼロ打ち、大方の予想通りに小池百合子氏が3選を決めた。 選挙後には様々なチャネルで選挙分析が行われているが、勿論そのほとんどは上位候補に関するもの(石丸氏2位の躍進と蓮舫氏の伸び悩みや、各政党支持者や無党派層の投票行動など)だ。が、筆者をはじめとしたウォッチャーの着眼点は全く異なる。この記事では、主要メディアがほとんど関心を示さない視点で見た都知事選について雑感を述べたい。 「令和の一向一揆」が行われ

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      • Mr.都市伝説関暁夫氏や徳政令候補に外山恒一氏も参戦〜都知事選の熱い夏〜

        2024年、熱い夏が始まった6月20日に告示日を迎えた2024年東京都知事選挙は、前代未聞の立候補者数(56人)や過激な選挙ポスターを巡る騒動、大量擁立によって確保した掲示板区画の販売とも取れる手法の是非など、およそ主要な候補や政策とは別筋の話題が注目の的となりながら始まった。 選挙の告示日は、候補者だけではなく、それを追いかけるウォッチャーや選挙ファンへにとっても行動開始の合図である。ウォッチャーや選挙好きにとって大規模選挙は待ちに待った一大イベントであり、届け出の瞬間や

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        • 全国から1万人以上が日比谷公園に集結し「日比谷一揆」宣言に歓喜〜反ワクチンの一番長い日〜(後編)

          新党くにもり隊から出発したデモ15:00過ぎ、ようやくデモが始まった。今回のデモは特に前半、参加した各グループを中心とした隊列が作られていたようで、その最初は新党くにもり隊であった。 新党くにもり、チャンネル桜、頑張れ日本!全国行動委員会(水島氏が設立した保守系政治団体)の幟が並び、多数の日章旗がはためく様子は完全に右翼のデモであった。 勿論、「日本の主権が侵害されるのではないか」という懸念は保守思想へと自然に繋がるのでおかしいわけではないのだが、これだけ政治色が強い光景

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        • 全国から1万人以上が日比谷公園に集結し「日比谷一揆」宣言に歓喜〜反ワクチンの一番長い日〜(後編)

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          全国から1万人以上が日比谷公園に集結し「日比谷一揆」宣言に歓喜〜反ワクチンの一番長い日〜(前編)

          5月31日、昼。午前中で止んだ雨の匂いと午後からの厳しい日差しに5月ながら夏を感じ、子どもの頃思い出の映画を見に行った、夏休みのあの日を思い出しながら筆者は日比谷公園にいた。 日比谷線を降り、日比谷門から入るとすぐに大勢の人が行列を作っているのが確認できた。日比谷野音へと向かうにつれて人の数は多くなり、やがて前へ進むのも難しい状況になる。どうやら野音に入りきれない人々が周囲にたむろするしているようだ。そんな人々に混じって耳をすませば、野音から「ニッポン!ニッポン!」の大合唱

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          陰謀論インフルエンサーと「ドバイの億万長者」

          少し前から、筆者のTLに流れてくるようになった陰謀論アカウントがある。

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          陰謀論インフルエンサーと「ドバイの億万長者」

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          とあるアラブのトレンド便乗アカウントに登場するアラブ中年男性の正体

          トレンド便乗界で異彩を放つアカウントX(旧Twitter)のトレンド機能を使ったことのある人なら、以下のような投稿を目にしたことがあるのではないだろうか。 このようなトレンドワード詰め込み投稿を行うアカウントは多く、大抵はアフィリエイトリンクが張られているか認証済みバッジが付いている。その目的は金銭的なものにあると考えられ、分かりやすい。 しかし筆者は先日、異様な投稿を発見した。 画像や動画を添付するにしても女性や猫であることが多いインプレッション稼ぎアカウントとは異な

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          WHO脱退を訴える5,000人が日本全国から池袋に集結...2024.4.13 パンデミック条約反対デモ

          東池袋中央公園を埋め尽くす人の群れ東池袋中央公園に、凄まじい数の人々が集結している…筆者の情報網にそんな報告が飛び込んできたのは、冬も明けてすっかり暖かくなり、初夏の雰囲気すら感じさせる4月13日の昼頃だった。ちょうど都内某所で別の原稿に手を付けていた筆者は、久しぶりの大規模デモとあっては見逃すわけにはいかないとノートPCを閉じ、現地へと向かった。 慣れた足取りで東池袋中央公園へと向かった筆者を迎えたのは、以下のような光景だった。 到着したのはデモ出発の直前。人の波の中に

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          宇宙元旦とは何か

          今年の春分の日だった3月20日に、スピリチュアル業界を賑わせていた言葉をご存知だろうか。宇宙元旦である。 「宇宙元旦」はここ数年の春分で騒がれるようになった印象であり、宇宙という壮大なスケールの単語と、元旦という日本的なワードが組み合わさることで不思議な雰囲気を醸し出している。そこで筆者は、この言葉がどこから出てきたものか調べてみた。 占星術と春分「宇宙元旦」自体の考え方はシンプルで、以下の記事で解説されている通り「占星術的にいうと、太陽が12星座のトップバッターの牡羊座

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          ニュース風まとめアカウントの過去から見えてくるもの

          X(旧Twitter)を使っていて、ニュースサイトのような体裁を取るまとめサイトの投稿が流れてきたことはないだろうか。例えば下記のようなアカウントがそれである。 これらのアカウントは一見ニュースサイトに見えるものの、実態はXや5chのまとめサイトであり、不正確なニュースや反ワクチン、移民排斥を煽るような投稿を行っていることも多い。多数のフォロワーを抱えるだけにその拡散力は侮れない存在となっている。 筆者はこれらのアカウントを見ているうち、あることに気付いた。他のアカウント

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          「政府に代わり、現金を一律給付する」案件に申し込んでみた

          先月のことだ。筆者の観察用TLに、あまりに美味しい話が流れてきた。政府に代わって現金を給付してくれるというのである。 「政府に代わって」とは随分と大きな志を持っているようだ。気になった筆者は参加してみることにした。 LINE登録→通話を要求される冒頭に記載した通り、このアカウントの固定投稿ではLINEアカウントの追加が案内されていた。早速登録してみる。 するとすぐに自動応答と思われるメッセージが届き、通話を要求された。これまで見てきた事案と同様の流れである。 筆者は早

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          とある裁判について(後編)

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          とある裁判について(後編)

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          とある裁判について(前編)

          今年1月某日、ウォッチャー仲間が某大型宗教団体の式典を取材に行く中、筆者は東京地裁にいた。前々から注目していた、とあるインフルエンサーへの誹謗中傷が、ある勢力によるものではないかと疑われた裁判の判決言い渡しが行われる日だったからである。筆者はこの裁判を複数回傍聴してきたため、一部界隈では注目度の高かったこの裁判についての記録を残そうと思う。 その裁判というのは、

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          とある裁判について(前編)

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          それは令和のドクター・キリコか

          「死にたい」投稿を検索しては返信を送るアカウント2024年に入ってすぐのことだった。たまたまTLに流れてきた「怪しげなアカウントからフォローされた」という投稿に目が留まった筆者は、そのアカウントの返信内容を見て肝を冷やした。 該当アカウントはプロフィールに自殺を手助けするような文言を記載しており、死を求める投稿を検索してはDMを待つ返信を送り付けていた。果たしてこのアカウントは命を奪う行為に手を染めているのか、あるいは新手のスパムなのか。気になった筆者はDMを送ることにした

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          2024年の正月三が日に飛び交った陰謀論・怪情報たち

          2024年の正月三が日は、1月1日の能登半島地震に始まり、2日のJAL516便炎上事故、3日の小倉北区飲食店街の大規模火災と様々な事件が発生したことから、同時に陰謀論や怪情報も出回った。今年最初の記事として、これらを振り返っておきたい。 本題に入る前に、能登半島地震被災地への支援方法にかんする情報をリンクしておく。 人工地震・DEW陰謀論など波形に違和感がある、人工地震なのではないか 1月1日に起きた能登半島地震では、その直後から人工地震説が発生していた。地震直後に典型

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          2023年を振り返る70問

          執筆者の活動履歴についてはこちら 今年も残すところ1週間を切った。今年の頭には2022年の陰謀論ランキングを作成したが、 2023年は新型コロナウイルス感染症が5類に移行した影響か、壮大な世界観を提示する陰謀論が拡散される様子があまり見られず、全体的に小粒化していた印象だ。シンプルにワクチンを毒と主張することで緊急事態ムードを引っ張ろうとするものが多く、それに結合する物語を工夫する勢いが見られなくなってきている。SNS上で展開される、ファンタジックな陰謀論の世界から抜け出

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