自分軸の作り方#32〜反省文。“子どもの将来は「親」の自己肯定感で決まる”を読んで
私はこの手の断定的なタイトルの本をあまり読むことがない。でも、Amazonのレビューを読み、一度読んでみようかという気になり、図書館で借りてみた。
大阪弁のおばちゃんが経営するスナックに、
会社が倒産し、借金を抱え、家族との関係も悪化して自信を失くした男性・賢一が飲みに来たところから物語は始まる。妻の実家に世話になる他なく、二人の子供は方言の違いを他の子に指摘されて、不登校気味。
スナックのママ(大阪のおばちゃん)が、賢一の相談に乗る対話形式で話が進んでいく。初めの方は「この話聞いたことある」という沈没船ジョーク(海に飛び込まないと助からない時に、各国の人になんて言えば飛び込むか。イタリア人は、美女がいるよ
ドイツ人は規則だよ
日本人は、みんな飛び込みましたよ、と言われると飛び込むという、アレ)や、
日本の子供の自己肯定感が突出して低い理由を、いろいろな角度から説明していく。
子どもの将来は「親」の自己肯定感で決まる
*目次
プロローグ「子どもを育てる自信がない……」と悩むあなたへ
1 日本の子供だけが突出して自己肯定感が低い事実、知っとる?
2 親の自己肯定感が、子どもに連鎖するんやで
3 ウチが相談に乗った親は、こんな感じで変わっていったわ
4 子どもの自己肯定感を高める親の言葉がけって、あるんやで
5 子どもの自己肯定感を高める親の行動も、知りたいやろ?
6 さらに子どもと向き合い続けていくために大事なこと、教えたろ。
内容について、一言でいうなら
「私がこれまでnoteに書き続けてきたことが、凝縮されていました。」
と言うくらい、私が気づいて記事にしてきたことが綺麗にまとめられ、順番にわかりやすく、積み上げられていく展開だった。
新しい気づきとして
自己肯定感の低さの裏には「罪悪感」があるということ。
そして、家族には五つの役割「ヒーロー/ヒロイン」「犠牲者」「傍観者」「ヒール(問題児)」があり、
どの役割も、「家族を救う」のが目的であること。
問題を起こすことで、家族をひとつにまとめる効果がある、ということ。
この二つがあった。
とてもわかりやすく、心に刺さる言葉がたくさんあり、みなさんにお勧めしたい本である。
*Amazonの商品ページに、登場人物などの詳しい説明が掲載されているので、ご興味のある方は、クリックしてみてください。
これを読んだ時に、ふと感じたことがある。
「君たちはどう生きるか」の、主人公のコペルくんが、自分の手元にある粉ミルクの生産から自分に届くまでの道のりについて思いを馳せ、「人間分子の関係、網目の法則」を発見したことを意気揚々、おじさんに手紙を書いたところ、
おじさんから
〜「人間分子の関係」というのは、学者たちが「生産関係」と読んでいるものなんだよ。
だから君の発見したことというのは、こういう学問の上では、出発点になっていることで、実は、もうとっくにわかっていることなんだ。〜
という返事の手紙が返ってきた、あの感じ。
私は自分の疑問点を解決したくて、いろいろと本を読み、調べて、得た情報が自分の頭の中でつながり、形になってきたので、これを言語化できないものかと毎日noteに殴り書きしてきたのだが、
それらをわかりやすくまとめたものが、すでにあったんだな…という、少し寂しいような、恥ずかしいような、複雑な思いが湧いて来た。
そして、過去の記事を冷静に読み返してみた。
書きながら走りながら考えようと思っていたとは言え、
まとまりのなさ、言葉の乱暴さ、読んでくださる人に、もしかしたら不快感を与えてしまうと思われる表現が散見され、公開しておいて良いものだろうかと迷いが生じた。
今私は、見切り発車したことを、すごく反省している。
そこで、過去に公開した記事について、気になる部分を一度、整理したいと思う。
記事に番号を入れてあるけれども、
一部、非公開にさせていただきたい。
もう少し丁寧に言葉と向き合い、
拙いながらも、読みやすく理解しやすく、読んでくださる方に、私の言わんとしていることを、できる限り歪みが少ない状態で届けられるように。
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以上の理由により、見直し作業の為3月17日から番号が飛んでいる状態になります。見直し作業が終了したところから、公開していきます。ご了承ください。
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