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連続ドラマを愛する警備ロボ「マーダーボット・ダイアリー」

文学ラジオ第40回の紹介本
「マーダーボット・ダイアリー」
マーサ・ウェルズ 著
中原尚哉 訳
創元SF文庫

今回は第7回 #日本翻訳大賞 の最終候補5作を紹介していく第四弾。

自らをハッキングして自由になったAIロボの冒険譚。主人公”弊機”のキャラが抜群におもしろく、対人恐怖症で引きこもり傾向にあって、なにかと連続ドラマを視聴して現実逃避しています。弊機の語り(口調は丁寧だけど人間への愚痴が多い)とスリリングなストーリーに夢中になって読みました。

文庫上下巻に中編4作品が収録されています。ラジオでは最初の一編を中心に話しています。エンタメ系SFといえば以前にラジオで紹介した中国SF「三体」もありますが、「マーダーボット・ダイアリー」の方が気軽に読みやすい作品です。

本書のあらすじ
かつて重大事件を起こしたがその記憶を消されている人型警備ユニットの“弊機”は、密かに自らをハッキングして自由になったが、連続ドラマの視聴を趣味としつつ、保険会社の所有物として任務を続けている。ある惑星調査隊の警備任務に派遣された“弊機”は、プログラムと契約に従い、様々な危険から依頼主を守ろうとするが。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞トリプルクラウン&2年連続ヒューゴー賞・ローカス賞受賞の傑作!

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