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尾鷲のこと。
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記事一覧

101回目の投稿、20年の道

前回の投稿が、100回目の投稿でした。 今回が101回目の投稿です。 去る2024年7月7日、『熊野古道』がユネスコ世界遺産に登録されてから20周年を迎えました。 それを記念して『スカイランタンフェス』というイベントが行われ、そのイベント内の『ランタンマルシェ』にカフェスケールとして出店しました。 ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。 20年前の7月7日、つまり2004年に熊野古道は世界遺産に登録されました。 2004年といえば、私がこの仕事を始めてからま

旅する料理店、『 食堂アメイル』から考える『旅人を出迎える町である』、ということ。

三重県尾鷲市の九鬼の食堂『網干場』(あばば)で、旅する料理店 『食堂アメイル』(以下アメイル)が1ヶ月間限定のイタリア料理店を開店した。 お店が開店したのは1月の後半から2月の後半までの1ヶ月間。 お昼はパスタやリゾットなどのアラカルト(一皿)から選べ、夜は予約制のコース料理が食べられ、連日満席状態だった。 『旅する料理店』の名前の通り、アメイルの2人は、全国を旅しながら料理店をしている。 今回は縁あって、尾鷲市九鬼町の『網干場』を使って、1ヶ月間の料理店を開店した。

尾鷲商工会議所青年部、2022年度の取り組み 〜『星空縁日』・『遊んで学べる防災体験』・『空のその先の創造 未来宇宙展』〜

尾鷲商工会議所青年部の2022年度の取り組みは尾鷲市内の『中村山』『尾鷲市立中央公民館』『尾鷲市立天文科学館』を使って、防災拠点・避難所としての中村山の認知、公民館の利用率の向上、天文科学館の利用率の向上を目的としたイベントを、夏、秋、冬にわたり合計3回開催した。 夏は『星空縁日』と題して、中村山での縁日イベントを行った。 また、中村山は地震発生時の津波災害から身を守るための避難場所として指定されている。 常日頃から中村山が避難場所であることを啓蒙する目的もあった。

『カフェと尾鷲の20年史』 〜フリーペーパー編〜

学生時代、何となく、ぼんやりと、広告業界で働きたいとか、出版業界で働きたいとか、ライターという肩書きに憧れていたりした。 学生時代に読んでいた『Meets Regional』という雑誌と、『広告批評』という雑誌と、そしてカフェやCDショップや映画館なんかで手に入るフリーペーパーが大好きで、なんとなく、『そういう業界』に入りたいなあ、と思っていた。 が、就活に不真面目だった僕は、広告業界で働くことも、出版業界で働くことも、ライターになることもなかった。 (真面目に就活してな

『カフェと尾鷲の20年史』〜インターン編〜

2014年、カフェスケールは高校生のインターンを受け入れた。 これは『尾鷲市商工会議所』『尾鷲高校』『事業所』の三者による取り組みで、尾鷲高校の(当時の)商業科の生徒(80人)を尾鷲にある事業所でインターンとして派遣するという取り組みで、尾鷲市商工会議所が事務局となって行われた。(以下『高校生インターン』) 初年度は高校生を二人。 2年目と3年目は一人ずつ募集し、受け入れた。 インターンといっても3日間の受け入れなので、『インターン』というよりも『職場体験』のようなもの

『カフェと尾鷲の20年史』 〜サントス編〜

先日、開店20周年記念イベントとして『カフェと尾鷲の20年史』というトークイベントを行った。 カフェという『動きたくても動けない』、出張も転勤もない職業にて、つまり『定点観測地』としてのカフェから見た、『カフェの20年と尾鷲の20年』を語ってみよう、という試みだった。 そのイベント中ではカフェから定点観測して個人的に印象的だった尾鷲の出来事を語ったのだけど、その中でも印象的だったことを抜粋する。 2002年、カフェスケールが開店したその数ヶ月後、尾鷲の『紀望通り』(尾鷲

尾鷲:『尾鷲の雨』

尾鷲は全国的に『雨が多い地域』として知られています。 どれくらい雨が多いのかというと..... 上の写真は、『県立熊野古道センター』に展示棟に展示されているものです。 日本の平均降水量は年間1600mmに対し、尾鷲は約4000mm の降水量です。 過去30年間の日本の年降水量平年値、上位5位ランキングです。 さて、先日、新聞紙上にて、「2年ぶり、尾鷲が降水量日本一」という記事を見ました。 2021年の年間降水量第1位が尾鷲市だったそうです。 (2年ぶりに) ちな

C.O.S.A.-Mikiura feat.KID FRESINO

尾鷲市の三木浦を舞台にしたC.O.S.A.のMVが2021年12月に公開されました。 三木浦を舞台に、日本のHIP HOPを牽引するC.O.S.AとKID FRESINOが共演したミュージックビデオ、必見です。 なんでもC.O.S.A.、三木浦に釣りに来たことがあって、この海が大好きなんだそうです。 にわかに尾鷲周辺のDJやヒップホップ好きが盛り上がっております。 とても嬉しいですね。 ぜひ、ご覧ください。

尾鷲:天満浦地区の甘夏農園

先日、取材のために尾鷲の『天満浦地区』へ行きました。 ひとくちに『天満浦』と言っても、以外に広大な範囲に及びます。 と、いうのも、人が多く住む天満浦地区の奥に広がる山を開墾した土地もまた天満浦地区になるからです。 元々は、山を開墾し柑橘類(尾鷲の場合は『甘夏』)を栽培する、というのが60年前ほどに行われた『国策』で、その国策によって開墾された山々もまた便宜上天満浦と呼ばれるようになったので、『昔からある天満浦』と『開墾によって天満浦と呼ばれるようになった場所』がある、と