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ジーンとした話

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嬉しかったり切なかったりしんみりしたり、ちょっぴり心震えたお話をまとめています。
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記事一覧

老舗イタリアン

以前、東京へ出かけた時のことです。 ふと、20代の頃勤めていた会社から徒歩圏内にあったイタ…

nakazumi
3時間前
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水色とラベンダー色の姉妹

人に色がついて見える、というお客様がいらっしゃいます。 彼女は占い師でもカウンセラーでも…

nakazumi
1か月前
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2つの貯金

あるカップルのお話です。 彼の名は、太郎さん。 彼女の名は、花子さん。 2人が結婚する前の…

nakazumi
2か月前
86

「悔やまない」と「悔いのないように」

店を始めてまだ間もなかった十数年ほど前、知人が劇団四季の『コーラスライン』を観に連れて行…

nakazumi
5か月前
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お姉ちゃんの選択

5歳の頃から、2歳年上の姉とピアノを習っていました。 ピアノ教室は家から5キロほど離れた街の…

nakazumi
7か月前
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思い出のクリスマス

その年の12月は、山に暮らして2年が経った頃で、はじめて一人で迎える山の冬でした。 今は隣に…

nakazumi
7か月前
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旅先珈琲

普段暮らしている場所が山間部の雪が多い寒い地域なので、旅はたいてい海のある、暖かい地方に出かけます。 そして、旅先では必ず喫茶店を探します。 基本的に節約旅をしていますが喫茶店だけは別で、ほとんど事前情報なく目に入ったお店にたびたび飛び込み、珈琲を注文するのです。 見知らぬ土地で、旅の途中でふらりと入ったお店で、とびきり美味しい珈琲に出会うと、本当に幸せな気持ちになります。 「ほぅ~っ……」と、温泉に浸かった時のような溜息を漏らしてしまうくらい。 今回ご紹介するのは、そん

嬉しい再会

数年前の出来事です。 爽やかによく晴れた日のオープン直後、その日の風のように爽やかな美人…

nakazumi
1年前
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手紙

棚の整理をしていた時に、30年ほど前の手紙の束が出てきました。 20代の頃に受け取った何通か…

nakazumi
1年前
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新しい何かを始める人に

店を始める少し前に、「高原で喫茶店をやろうと思う!」と思い切って知人に打ち明けた時、「や…

nakazumi
1年前
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疑心暗鬼のほぐし方

現在暮らす高原に移り住んで16年目。 今ではご近所には親しい友人たちがいて、オープン以来の…

nakazumi
1年前
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憧れのお店

そのお店は、A市の駅前裏通りにあります。 気軽に楽しめるフレンチの小さなお店で、ご主人が作…

nakazumi
1年前
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祖母の言葉を思い出す

もう20年近く前のことですが、イラクで日本人が誘拐されるという事件が度々起こった年がありま…

nakazumi
1年前
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ちいさな神様

14年前の夏の夕暮れ時のこと。 閉店後の片づけをしていると、店のドアが開きました。 CLOSEDの看板、出したはずだけれど……と思いながら見ると、そこにはランドセルを背負った一人の女の子が立っています。 以前来店したことのある、ちいさなかわいい女の子。 不思議に思ったわたしが、「こんにちは。どうしたの?」と尋ねると、その子が言いました。 「あの、前におばあちゃんとここに来ていたんですが、急にお店が閉まっちゃって、すごく寂しかったけど、またお店が始まって、すごく嬉しいです!