PDCAサイクルと体験学習の循環過程の違い

主に会社の中で使われるPDCAサイクルではなく、社内教育や部下育成の中で体験学習の循環過程を取り扱うことの違いがどこにあるのかということ。あえて体験学習の循環過程を教えたりしなくともすでに慣れ親しんで使われているPDCAサイクルをまわすことではだめなのかということに対して、私はPDCAサイクルと体験学習の循環過程の違いは、PDCAは行動のみにフォーカスしていること、体験学習は行動だけでなく思考と感情も同時に取り扱うことだと考えている。

ただ、部下育成に当たり部下側が思考や感情を取り扱いたくない(考えることや感じることを放棄している)、もしくは自身の思考や感情にアクセスできない(指示待ちや答えを教えてほしい)のであれば何も体験学習の循環過程を使わずともPDCAサイクルで行動のみにフォーカスすればよいのではないかと思っている。会社の中で思考や感情に目を向けさせることはパワハラと言われるリスクがあるし、それで部下の成長が鈍化しようともそれは本人の選択の問題だからこちらが気にすることではないと考えている。


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