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占いと共に育った人間の話、気に入っているカードデッキ5つ

子供の頃から占いやおまじないが好きだった。
いつものように親に連れられて入った本屋もしくは図書館で、占いとおまじないの本を見つけたのがきっかけだったと思う。
魔法への憧れを持っていた私は、親にねだり何冊か買ってもらった。
中でも大量のおまじないが載った分厚い本は何度も何度も読まれ、気まぐれに試せるものを試し、ほとんど大人になるまで大事に持っていた気がする。
今も児童書コーナーにそのような本が並んでいるのを見かけるあたり、こういうものに憧れる女の子はいつの時代もいるようだ。

それまで占いと言えば星座や血液型だったけれど、多分中学に入る前か入った後か、タロットカードの本を初めて買った。
大アルカナのみのかわいらしいカードが巻末についており、ミシン目を切り取って使うタイプの、今思えば本当に簡単なものである。
それでもその”魔法の”カード達は私の心をどきどきとさせた。
少し大人になった、特別になった気分だった。

当然だが最初のうちは読み方がまるで分からなかった。
一枚一枚の解説は書いてあるものの、組み合わせるとこれはどういうことなのかと頭を悩ませた。
結果を見てピンとこない事も多い。
難しいのでハマることはなかったものの、たまに出して使ってみることで数年を過ごした。

フルデッキのタロットカードを買ったのは、ある程度自由に出かけられるようになった大学生になってからだった。
その頃はまだネットで買うのには抵抗があったし、色々なデッキを実際に見て選びたかったのだ。
買ったのはごく普通のウェイト版デザインのもの。やはり最初のデッキはオーソドックスな分かりやすいものであるべきだと思いそれを選んだ。
この時にタロットカードの解説本も買ったし、少しでも本格的にしてみたくてベルベットの布を買い、タロットクロスと袋を作った。

使ってみたが、かなり苦戦した。大アルカナデッキを触って少しくらい慣れていたとはいえ、22枚から78枚になったのだ。
解説本とにらめっこしながら色々と練習を繰り返した。

しかしそのうちあまり触らなくなった。
毎回クロスをひき、決まった手順でシャッフルと展開をして時間をかけて読み、後片付けをするのは正直疲れる。

それでも占うこと自体は好きだった。
その頃ネットでタロット占いと詳しい解説をしてくれるサイトを見つけていたので、それを利用する事が続いた。
結果的にはこれが良かった。タロットカードの意味と読み方が自然と身についていたのだ。意味についてはふんわりとしたものだったけれど。

他の占いと一緒に、タロットもネットで楽しんでいた。

私のカード占いの歴史に革新が起こったのはおよそ一年前だった。
たまたまカードリーディングの動画がYouTubeのおすすめに出てきたのだ。
最近はこういう売り方もあるのだなと思い見てみた。
衝撃を受けた。
今まで知っていた展開方法とまるで違う、とても自由なやり方だったのだ。
決まった並べ方などはなく、ただ色々なカードがどんどん場に出されてそれが読まれている。
しかも見慣れぬカードが展開されている。ここで初めてオラクルカードとルノルマンカードの存在を知った。
またカードを触りたくなった。こんなに自由でいいなら気軽にできるじゃないか、と。
そして気になるカードデッキを次々に購入した。
私がネットだけでタロットを楽しんでいる間に、たくさんのデザインのデッキが登場していたのだ。
勿論タロットだけではなくオラクルカードもルノルマンカードも購入した。
あまり増えすぎても収納に困ると思い購入頻度は落ちたものの、2024年3月現在でカードデッキは30種類持っている。

それから私も自由にカードを出して読むようになった。
その時の気分でデッキを選び、それぞれ数枚引いて、あれやこれやと組み合わせて解釈する。
少ない時は一つのデッキから3枚だけの事もある。
私にとってカードリーディングは、身近で手軽に遊べる日常の一部になったのである。


いくつか私の気に入っているデッキを紹介する。

まず私が初めに購入した『エンジェルアンサー オラクルカード』。

これはいくつかのカードリーディング動画でも聞いた事だが、質問に対してシンプルなはっきりとした答えをくれるデッキだ。
YES/NOのカードもあれば、時期を教えてくれるカード、成功や考え直しなどのカードもある。
正直に言うと絵柄は好みではないのだけれど、かなり分かりやすいので一度使ってみて損はないと思う。

タロットカードはとてもかわいいものを見つけた。
『センチメンタルサーカス タロット』だ。

その名の通りSan-xのセンチメンタルサーカスが描かれたタロットカードデッキである。
それもただ描かれているだけではない。
きちんとウェイト版タロットに基づいておりそれをアレンジした絵なのだ。
このおかげで、基本の絵柄を知っていれば非常に読みやすいデッキとなっている。
ちなみにこれがきっかけで一時期センチメンタルサーカスにドハマりしていた事がある。

ルノルマンカードは持っているデッキの数自体が少ないのだけれど、大抵『ドリーミングウェイ ルノルマン』を使う。

絵柄が気に入っている事が一番の理由だと思う。
元々のルノルマンカードにはトランプのマークと数字が描かれているけれど、このデッキにも文字として書かれているので、トランプ占いを絡めた深いリーディングができるのも良いと思っている。
しかし私は今のところ基本の意味で占うのが精一杯だ。

最近購入してからよく使っているのが『ウィズダム オラクルカード』だ。

正位置と逆位置をとるタイプのデッキで、解説書が細かく書かれている。
良い意味だらけで終わるオラクルカードデッキが多い中、これは悪い意味(注意する事など)も書いてくれているので私はなんとなく安心するのだ。

そして最後に、カードリーディングに慣れていない人にも楽しめそうなのが『くまっちおらくるれたー』。

なんといってもゆるい。ゆるくてかわいらしい絵柄とメッセージ。
名刺サイズでシャッフルがしやすい。
ゆるふわなメッセージが書かれていると思いきや、はっとさせられるような解釈もできたりする。
なんとなく元気が欲しい時やゆるく何か読みたい時、あとほんの少しだけヒントをもらいたい時などにとても便利なデッキだ。


他にも色々とあるけれど全て挙げているとキリがないのでこの辺りで終わりにする。
最後に紹介したデッキは、カードリーディングに少し興味があるけどなんとなく入りづらいなと思っている人には特におすすめだと思う。

私なりの占いとの付き合い方も書いていたのだけれど、ここまでですでに長くなったので次の記事で書く事にする。



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