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yuzuki0112
彼岸花
宇宙の四隅を2人の巨人がつまみ
銀河を跳ね上がらせて遊んでる
さっきの衝撃はそれだったのかい
そうだ きっとそうだったんだ
思わず僕は外に出て 身体を無駄使いする
緑道に咲く 天を掴もうする彼岸花
いっそ 残らずすべて喰い尽くしてやろうか
月と星たちはコアを激らせ やけに睨んでくる
蛇目の白猫が声を轟かせ 僕の血管を直走ってる
家路を歪ませ歩いたころ 僕の顔は終わっていた
鏡の前には 紫蛇の目の知らない男が立っていた
疲れ果て にわかに仰向けになった男は
体に咲き上がる彼岸花を じっとみていた
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