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【那須】牧場の中に作られた名門コース!ホウライカントリークラブ & 星野リゾート「リゾナーレ那須」

栃木県の那須塩原市あたりは、江戸時代には「那須野原」、明治以降は「那須野が原」と呼ばれていた。

その那須野が原に「千本松」という約450万坪の敷地を誇る牧場がある。

千本松牧場は、内閣総理大臣を2度・大蔵大臣を7度歴任した明治の元勲松方正義公が、1893年、運営に苦労していた那須開墾社の土地を買い取り、広大な農場を開設したのがはじまりだ。

天然のアカマツが密生繁茂していたので、松方正義公はこの地を「千本松」と命名し、それがそのまま現在も残る地名地番となった。


その千本松牧場の広大な敷地に、1990年、ホウライカントリー倶楽部が、その3年後には、西那須野カントリー俱楽部が開場した。

ホウライカントリー倶楽部HPより引用

コース設計は、世界20ヶ国以上で250以上ものコースを設計してきたロバート・ボン・ヘギー氏で、「光と影の魔術師」と称される名匠だ。

那須野が原一帯は、明るい景色が広がっているので、そこに造られるゴルフ場の設計者にヘギー氏を選んだことは最適な決断だったと思う。


牧場の中に作られた二つのゴルフ場は、那須野が原の雄大な景観とフラットな地形、アカマツの大樹の林といった理想的な要素を存分に活かしている。

フェアウェイには、本州では希少な洋芝が敷かれ、さらに、広大な土地を活かすことで、ホールとホールが隣接しないように贅沢にレイアウトされている。

特に二つのコースのラフ、グリーンまわりを彩った牧草は、本場スコットランドのコースを彷彿させるような、今までの日本にはない新しい風景だった。

また、林間コースの木々の合間からの四季折々、そして時間帯による光と陰が織りなす絶妙ハーモニーが大きな魅力となった。


そして、2000~2002年の3年間にわたり、男子プロトーナメント「日本ゴルフツアー選手権大会」を開催し、数々のドラマや名シーンの舞台ともなった。

2002年には、ゴルフ誌の選ぶジャパンベスト100ゴルフコースのランキング第5位をはじめ、各種ランキングで常に上位にランクインするなど、現在に至るまで高い評価を得ている。



ホウライカントリー倶楽部から車で約20分
星野リゾート「リゾナーレ那須」

栃木県北部・那須連山の山裾、標高約 500m に佇む星野リゾート「リゾナーレ那須」は、約 4 万 2 千坪の敷地に広がる豊かな自然の中で、農業の営みに触れることができる日本初の「アグリツーリズモ」リゾートだ。

リゾナーレ那須が位置する那須連山の主峰・茶臼岳(ちゃうすだけ)は、那須火山帯が最後に形成した山といわれ、栃木県では唯一の活火山だ。

いまなお白い噴煙を上げながら、広大な山麓一帯に豊富な火山性温泉を自然湧出させている。

那須エリアに関する温泉地だけでも、現在およそ八湯あり、千年以上前の開湯から、様々な文献や歴史上の著名人が訪れた記録が残されている。


都会の喧騒を離れ、朝は清々しい空気と野鳥のさえずりに満たされて、夜は森に息づく生き物の声と高原に瞬く星を眺める。

そんな那須の四季折々に変化する景観を楽しみながら、活火山がもたらす那須温泉にじっくりと浸かってみてはいかがだろうか。

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