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Time to Move On



過ぎた日々に涙を落とさないで
きみはもうそこにはいないから

眠るきみの頬にささやくよ
目を開けてごらん もうすぐ夜明けだと

窓の向こう 地平線から
きみを眠らせた青い闇が
波のように引いていくよと


長い眠りだったさ
果てしない時のなか
小鳥の巣のようなこの部屋で
ぼくらなにも知らずにいたけど

ぼくはそれを悲しまない
涙はでるけど
悲しんでいるわけじゃない

この涙がどこから来るのかわかったから


もう行く時間なのさ ぼくもきみも
ぼくらは行かなきゃならないんだ

目を開けてごらん 怖がらないで
大丈夫さ 追い風が吹いている
世界がきみに問うことはもうなにもない


探していた青空の広さに涙が落ちるなら

そうさ

ぼくらは行かなきゃならないんだ




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