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【マリー・ローランサン 時代をうつす眼】今月のエモ活【3月見たアート❶】

マリーローランサン展に行ってきたので紹介するね🫶

「やりたいことやったもの勝ち!エモ消費」を今年の抱負に掲げているので、毎月「エモ活」と称して楽しかったことを記録しているよ。

エモーションをガンガン揺さぶって楽しい人生にしていくぞ…!

というわけで、ここ最近のエモ活を振り返っていくね😌

(エモを)求めよ、さらば与えられん🤞
Ask, and EMO will be given to you.  


▼今月観た展示

▶︎マリーローランサン展@アーティゾン美術館

年末のキュビズム展で名前が出てきて気になる存在だったマリーローランサン。

アーティゾン美術館は建物が美しくてテンションあがる よく知るまではサンローランだと思ってたけど、正しくはローランサン。

マリーローランサンはピカソやブラックとほぼ同い年。当時には珍しかった女性画家。

同世代のキュビズム勢から影響を受けたローランサン。影響を受ける過程でガラッと変わったのがはっきり分かって面白い☺️

影響前の自画像は力強くて写実的。
ピカソと出会った後の自画像。線が単純化されてる。 よくみると伏し目がちな眼差しと、ツンとした鼻、ふっくらした唇のパーツごとの特徴は変わってない。

マリーローランサンの人生は波瀾万丈。フランス人のローランサンはドイツ人の夫と結婚したけど、フランスとドイツが戦争を始めたので8年間亡命生活を送っていたんだって。

可愛らしい絵が大多数の中、展示会の中で異質な雰囲気だったこの絵。 よくみると、亡命した年に描かれたものだった。そりゃ変わるよねぇ…

亡命時期に描かれた絵は2枚しか置いてなかった。亡命中は描いてる場合じゃなかったのか、描いても保存出来なかったのか。
帰国後すぐにローランサンは展覧会を開いてるので、亡命中も描いてたんじゃないかなぁ。


ドイツ人の夫と離婚してパリに帰国したローランサン。すぐに展覧会を成功させる。

グレーにブルーとピンクが入った色使いと、妖精みたいな中性的な見た目に、うとうとしているようなフンワリした眼差し。
素人目に見てもめちゃめちゃ特徴がわかりやすい。キキララのようなピンクと水色だけど、グレーが大半を占めるので夢可愛ともまた違う。令和の今見ても色使いが破茶滅茶にオシャレだなぁ
帰国後、精力的に活動していた頃の自画像。


ローランサンは「私はキュビズムが好きなだけで、キュビズム画家として引き合いに出されるほどのものではないのよ(意訳)」と語っていてお淑やかで遠慮がちな人物像が見えた。

当時の女性の立場の低さなのか、ローランサンの人柄なのかどっちだろう🤔※本人はこう言ってるけど、キュビズムについての書籍ではしっかりキュビズムの巨匠にカウントされてた

が、そんな謙虚さとは裏腹に展覧会の絵以外にも、文学の挿絵や舞台美術にも精力的に手を出した女傑な一面も。

「羊(謙虚な淑女)の皮を被った狼(ワーカーホリック)じゃん😂」となった。

周囲には謙虚に振る舞いつつガシガシ仕事をする姿勢、カッコいい…!

文学「椿姫」の挿絵。このシリーズがとんでもなく可愛くて5周はぐるぐる観ちゃった。はぁ…(幸せなため息)
絵画とはまた違う色使い。
この表情がたまらなく可愛い。 眠そうで夢の中みたいな目が可愛いし、ふんわりマシュマロみたいな妖精的な肌の質感が可愛い。触ったらちいかわと同じ質感だと思ってる。
舞台芸術のデザイン画
バレエ舞台のパンフレットか何かの表紙。
バレエの世界観と合うなぁ。



この展示会で1番好きだったのがこの絵。

この絵のポストカード買って帰ろーーー!
と思ってお土産売り場に行ったら無かった😂
美術館巡りしてて1番辛い瞬間だよ…😂
ファッションと髪型とビビッドな唇がモダンで可愛い
この妖精みたいにツルッとしていて、人とか汗とかシワとかの人間臭い質感を感じさせない肌と体型が可愛い。


世界恐慌で第二次世界大戦の足跡が近づいて世間が不安に包まれるのにつれ、ローランサンの使う色の数は増えてくる。

かつての色が少ない特徴的な色使いから変わって、
個性がなくなったと酷評もされたとか。
人の顔が可愛いと思ってたら、ワンコの眼差しも可愛いじゃないの…!
酷評もなんなそので、鮮やかな色使いの最晩年の絵。

この絵は70代で描かれたもの。他の30〜50代で描かれたものとまた雰囲気が違う。人って幾つになっても変化するんだなぁと😌


▶︎アーティゾンカフェ

ローランサン展の後、ちょうどティータイムだったので美術館カフェへ。

コーヒーにチェイサーをつけてくれるのがありがたい。
カップの形が可愛い🥰

ローランサン展とのコラボスイーツがあるとのことで頼んでみた。

美ぃ…!!

ローランサンのお花の絵をモチーフにしたスイーツ。美しい…!花びらを模したチョコはもちろん食用花も全部食べられる。

えーん食べるの勿体無い〜と思いつつソルベは溶けないうちにパクパク食べた😂溶けないものは目で楽しみながらじっくりいただく。
スイパラの食べ放題に行かなくなった時にも、無限に食べられると思った生クリームの有限性に気づいた時も、初めてアフタヌーンティーした時も一歩大人の階段を登ったな…!と思ったけど、良いスイーツを自分だけのために頼んだ今回もまたスイーツ的大人の階段だった。

モチーフになったローランサンの優しいピンクのお花の絵。
今回のポストカード。本当は1番お気に入りのあの絵のポスカが欲しかったけど無かった。
ブルーとピンクが特徴的だなーと印象に残ったローランサンらしいこちらに。



▶︎アーティソン常設展

前に来た時も思ったけど、アーティゾンのコレクションは数もセンスもすごくて常設展が楽しい。

私は企画展のついでに常設展を見る見方をするので、どうしても常設展って体力減ってる状態で突入するんだけど、それが勿体無いなって思うくらい常設展が良い🙏来るたびに同じ絵画を何度でも見られるのも常設展の魅力だからリピートして行きたいな。

モネの夕焼けを持ってるのもすごいと思ったけど、睡蓮も持ってるとは…!
ピカソのサルタンバンク。平たくいうとピエロなんだけど、ピエロらしからぬイケメンさ。こういう輪郭がハッキリした彫刻っぽい絵もピカソの一つの画風だよね。まぁピカソの画風は数多あるんだけども。
現代アート。反射でこんな光彩になっている訳ではなく、描かれてる。これどうやって描いたの!?とじっくり見たけど訳が分からず、引きつけられる絵だったな。
ご馳走を狙う猫ちゃんは可愛い


まとめ

最近のエモ活を振り返ったよ。

今月のエモは
・マリーローランサンは多彩で謙虚な女傑
・美術館カフェで贅沢する幸せ
でしたっ!

エモ活記録マガジンはこちら。

エモーショナルで豊かな人生にしていくぞっ🥰



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