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【基礎知識×アドテクプロダクト紹介③】ジオターゲティング広告編

【はじめに】

こんにちは!アドテク19新卒です。今回も引き続き、アドテクのプロダクトについて説明させていただきます。

前回は

【基礎知識×アドテクプロダクト紹介②】AI Lab・チャットボット・画像認識編

ということで、今ホットなAI部門について解説記事を書きましたが、

今回紹介するジオターゲティング広告も負けずにホットなジャンルです!

【ジオターゲティング広告とは?】

ジオターゲティング広告とは、広告を表示したい場所を指定することで、その場所にいるユーザーに対して配信することができる広告です。


移動履歴を用いることにより、ユーザーの現在位置にとどまらず、これまでどんな場所にいたか、も考慮して配信することができます。


従来のターゲティング広告では、インターネット上でどのようなサイトを閲覧したかといった点や、ECサイトでどのような商品を閲覧したかといった点のように、インターネット上でのユーザーの動きを基に広告を表示しています。


ジオターゲティング広告では、単にインターネット上の動きを追うだけでなく、現実世界でユーザーがどのような行動をしているか、という動きを反映した広告が配信できるため、他のインターネット広告と比較しても効果が高い運用が行えると言われています。


【ジオターゲティングサービスの例】


それでは実際にジオターゲティング広告として活用されているサービスには、どのようなものがあるのでしょうか?

ここでは具体的に見ていこうと思います。

「モバイルちらし」
Cinarra Systems Japan株式会社の「モバイルちらし」を使うと店舗周辺にいる人たちのスマホにリアルタイムで広告を配信することが可能です。約45万箇所の国内最大級の商用Wi−Fiネットワークを用いて、位置情報取得を取得しています。


「MarketPlace」
セルフサービスでの運用を実現したロケーションベースのマーケティング プラットフォームです。ユーザのオフラインでの行動に対し、リアルタイムまたは履歴ベースでのターゲティングを柔軟に設定し実行することが可能です。

「Shufoo! Audience Targeting Ad」
チラシアプリで有名なShufoo!のアドサービスです。ユーザーの位置情報から、日常的に買い物に行く行動範囲や閲覧している店舗のカテゴリを分析し、買い物意欲の高いユーザー層を効率的にターゲティングする広告配信することができます。


「Adgram」
NTTドコモ、株式会社ヴァル研究所、GeoLogicにより開発されたジオターゲティング広告です。株式会社ヴァル研究所が提供する乗り換え案内サービス「駅すぱあと」のユーザーの移動データを活用しています。


【AIRTRACKについて】

そんなジオターゲティング広告の中でも、私たちアドテク本部が作っているプロダクトが「AIRTRACK」です。


AIRTRACKは一言でいうと「行動に関わる情報を取得して、ユーザーの行動特性を分析できるツール」です。

AIRTRACK SDKをアプリに組み込み、そのうち許可を得たユーザーの位置情報を取得し、その情報をもとにユーザーの行動特性を分析することができます。これらで把握した行動特性を適切なターゲットへの広告配信に活用することができます。

また、分析した行動特性からAIRTRACK独自のターゲット属性を推定することもできます。

「いつ」「どこで」「どんな」ユーザーにその広告が届くのか、その偶然を運命に変える

それが私たちAIRTRACKが目指す未来です。

【位置情報広告利用の事例】


最後に、実際にAIRTRACKを利用した事例をご紹介します。ここでは、生鮮食品から生活消費材を扱うスーパー・TRIAL様の事例を紹介します。


TRIAL様は販売促進の手法として折込チラシを中心に行っていました。しかしながら、メディア接触態度の変化が大きくなっているなか、このような広告配信方法では得られる効果が低いのではという課題がありました。

そこで、実際に提案されたのは行動データをもとに、各店舗の来店傾向が高そうなユーザーに対してディスプレイ広告やアプリ内に広告を配信するというソリューションです。

この広告の結果をABテストで測定した結果、来店者数は7%、来店回数は40%ほど増えました。この事例のように、商圏だけでユーザーをセグメントするのではなく、ユーザーの行動データからセグメントを作成することで、精度の高いターゲティング広告を実現しています。


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