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飛び込み営業からPMになって感じた、チームで働く面白さ

はじめまして。アプリ運用センターでビジネス職として働いている小嶋と申します。サイバーエージェントに入社して4年目の31歳です。私がなぜサイバーエージェントアプリ運用センターで働いているのか、どのような仕事をしているのか、伝えられればと思います。

略経
2013年某ウォーターサーバー販売会社 法人営業部新卒入社、2014年某メーカー リテールセールスチーム中途入社、2018年サイバーエージェントAI事業本部AIメッセンジャー中途入社、2019年9月サイバーエージェントアプリ運用センターへ異動

営業を突き詰めた20代

私は20代で2回の転職を経験しています。「自分に何が合うのかを探すために20代は好きなことを納得いくまで経験したい」という思いで、自分が経験したい業界を選択してきました。

新卒で入社したのは、飛び込み営業のザ・営業会社です。田舎の大学生だった私は「営業のいろはを学ぶには飛び込み営業だ!」と思ったのが入社した理由でした(笑)。完全歩合の成果主義で、ノルマを達成しないと東京では暮らせない給与水準でした。売り上げへの執着心はこの会社でついたと思います。仕事は楽しかったのですが、ノルマを達成するためだけに働いているような気がしてしまい、転職しました。

2社目は海外商品の通信販売会社でした。小売業者への既存営業がメインです。全国を飛び回り、店頭販促物の設置だけでなく、実際の店頭販売も行なっていました。顧客との関係構築力はこの会社で身についたと思います。ここでも仕事は楽しかったのですが、有形物は品質が高ければ営業力に係らず売れるのではないか自分の成長が止まってしまうのではないか、という感覚が強くなってきてしまい、転職を決めました。

その後サイバーエージェントに入社しました。
サイバーエージェントは広告代理店としてトップではありますが、AI事業やロボット事業などまだ世の中で広がりきっていない市場にも投資をしており興味が湧きました。またサービスを売るのであればすでに出来上がった市場ではなくこれから広がっていくであろう領域で勝負をしたいと感じ、AI事業本部に入社を決めました。

振り返ってみると、私はこんな基準でキャリアを選んできた気がします。

  • 新しい知識や能力を身につけたい 

    • 一つの商品を売れるだけではつまらない

  • クライアントの課題解決に寄り添いたい

    • 一つのプロダクトを提供するのではなく、解決のために様々なソリューションを提供したい

  • 有形物ではなく無形物で勝負したい
     (サービスを売るということは私の中でかなりハードルのあることでした)

私は、好きなことであることは前提としつつも、常に「どういう30代になりたいのか」を想像しながらキャリアを選んできました。モチベーションが下がったときは、将来を想像しながらモチベーションの軸をいくつも作ってきました。幸せなことにどの職場でも尊敬できる上司に出会えたため、その方々の元を離れるのは勇気のいることでしたが、自分が将来憧れられる存在になるために、足らないものを補うために転職を決断してきました。

営業からPMへのジョブチェンジ

アプリ運用センターでは営業だけでなくPMの業務をしています。営業としてキャリアを積んできたので最初は少し戸惑いましたが、PMもできるようになれば業務の領域も広がると思い挑戦しました。

何をやっているのか

私は現在大きく分けて3種類の業務をしています。

1つ目は既存案件のPMです。アプリ運用センターのプロジェクトは、アプリ開発、データ基盤の構築・活用、UI/UXの改善など、クライアントによって様々です。私はPMとしてフロントに立ち、クライアントの課題に対して、何を・いつまでに・いくらで作るかを決めています。社内向けには進捗管理、納品スケジュール管理などの業務を行っています。

2つ目は新規プロジェクトの提案です。クライアントの課題解決のためにどのような提案が刺さるのか検討し、必要な材料を集めて提案します。アプリ運用センターではほとんどが社内で開発を行なっているため、開発から運用まで一気通貫でサポートできることが強みの一つです。

3つ目はLINEミニアプリパッケージ開発のPMです。LINEが提供している「LINEミニアプリ」の小売向けパッケージを開発しています。どの小売りでも必要とされる機能を検討して要件定義をし、エンジニアとともに開発を進めています。私はパッケージとして必要な機能を検討し、開発のスケジュール進捗管理などを行っています。

プロジェクトの進め方

私はPM未経験だったので、当初は開発用語も分からなければ、要件定義で何をしていいのかもわかりませんでした。有り難かったのは、アプリ運用センターではエンジニアとビジネスの距離が非常に近く、文字通り机を並べて働いていることです。彼らのサポートを受けながら、新しい知識を身につけ、自身も成長できていると感じています。

アプリ運用センターでは、以下のような役割分担でプロジェクトを進行しています。

WHAT・WHY(何をなぜ作るのか):PM
WHEN・WHO(誰がいつまでに作るのか):エンジニアとPM
HOW(どのように作るのか):エンジニア

プロジェクトが始まると毎日朝会を行い、進捗の確認をしつつ気軽に相談できる場を作っています。また週に一度は、次に何を作るかを考える会も開いています。リモートで働いているメンバーも多いため、コミュニケーションに不足がないよう心がけています。

PMを務める中での考え方の変化

営業からPMへと仕事の幅を広げてきた中で、キャリアに対する考え方も少しづつ変化してきてるように感じます。実際に30代になり、次の10年や「どういう40代になりたいのか」と考えたとき、営業力だけでは生き残っていけないし成長もできないと思いました。(営業力のある人は数え切れないくらいいるので。)私は成果が明確な営業という仕事が好きです。ただ自分の業務範囲を「営業しかできない」にはしたくないのでPMもやっているし、他の業務も挑戦していきたいと思っています。

成果に対する考えも変わりました。20代の頃は、自分の成果が上がって評価されれば満足でしたが、最近ではメンバーの誰かが成果を出すと、刺激をもらうこととともに心から嬉しく思うようになりました。また、私たちはサービスを売るだけでなく、プロダクトの開発も行っています。開発したアプリがリリースされ、多くの方に使って頂くことで、大きな達成感を味わうことができます。こうした喜びは、デザイナーやエンジニアなど、多様なスキルを持った人たちとチームで取り組んでいるからこそ、感じられるものだと思います。

We are Hiring!

小売業界の知識も薄く、データの知識もなく、営業経験のみで異動してきた当初は、本当にわからないことばかりでした。でも今までで一番大変で、一番充実していた数年間だったと思います。

働く理由はなんでもいいし、いくつあってもいいと思います。私たちのチームでも、小売に興味がある、自身が成長したい、世の中をよりよくしたいなどなど、様々な理由を持ったメンバーが一緒にはたらいています。目標に向かって本気で取り組み、チームのメンバーと成果を残し、もっともっと大きいチームになっていくことを願っています。

私たちは、引き続き一緒に働く仲間を探しています。少しでも興味を持った方は、お気軽にご連絡いただければ嬉しいです。