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エモいってどんな感じ?

先日ある番組でティーンのカリスマ山之内すずちゃんが「踏切ってエモいですよねー♪」と語っていました。


ほほぅ…踏切がエモい。 
なるほどねぇ…

…踏切がエモい。

踏切が?なんで?


昭和の男に踏切のエモさなどわかるはずもなく、それはそれは戸惑いました。

これがジェネギャってやつなのか…


そこで「エモい」ということについて少し調べてみました。

するとエモの語源は「Emotional(エモーショナル)」から来てるんだそうです。

「エモーショナル 」は「感情的な・情緒的な」など、心の躍動を意味するので、「エモい」も「感情が揺さぶられた状態」など、心の高まりを表している言葉ということになりますね。


さらに使い方としては、「哀愁」「センチメンタル」「情緒」「感傷」など、複雑な感情をストレートに言葉にすることが難しいときや、それ以外にも「ノスタルジック」「寂しい」「感動的」「賞賛」などにも使われるようです。


つまり、具体的には説明がつかないが、なんとなく自分の琴線に引っかかり、それでいて多数の人の同調を得られるような感覚、「きっとわかってくれるよね」的な感覚全般がエモいってことなんだと思います。


だから実際に使っている人を見ると、もはや嬉しかろうが悲しかろうが、驚嘆していようが「エモい」なのです(笑)

すずちゃんが「エモい」と言ったらそれは「エモい」であって、正しいとか正しくないとかはもはや関係ありません。


なんとまぁ便利な言葉なんでしょうね。


この魔法の言葉さえあればどんな作文も全てエモいで書けてしまいますよね。

「花火がエモかった」

「雨が降ってきてエモかった」

「映画を見てエモかった」

「〇〇の曲はエモい」

「なんだか気分がエモい」


おじさんなんのこっちゃですよ(笑)


ただいつの時代も言葉は世相に合わせて変化してきたことは間違いありません。

同じ言葉であっても過去と現在では違った意味で使われているものなど、いくつかありますよね。

例えば「ありがとう」などは平安時代は「有り難し」として、「存在するのがまれである」という意味だったものが、今は「感謝します」の意味になったりしています。

ちなみにこの「エモい」も実は使われ始めた当時は、気持ちが悪い人=「キモい」を「エモい」と言って、マイナスの意味として使われていたのだそうです。

えっ?全然違うじゃんって思いますよね。

言葉って不思議なものです。

それまで当たり前に使っていた言葉の意味が、いつからこういう風に変化していくんでしょう。


なんか言葉ってエモいなー

おっ!この使い方エモくないですか?


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