映画から三句 #芸術から一句
中秋の名月も終わり、劇中の季節もガッツリ夏感強めですが…、秋と言ったらラブストーリーかヒューマンドラマかなぁということで、今回紹介する映画はこちらです。
月とキャベツ
シンガーソングライターの山崎まさよしさん主演の、儚く切ないラブストーリーです。
役柄の設定もあり、山崎さんの歌唱シーンが多く盛り込まれていますし、ラストも名曲『One more time,One more chance』が完成し、ピアノを演奏しながら弾き語るシーンで終わる為、「山崎まさよしの長めのMV」なんて揶揄されたりもしました。でも、それだけ山崎さんの歌が素敵で印象的な映画です。
以下、短歌と説明。
【俳句】
秋の夜花火の音はもう消えて
人気バンド『ブレインズ』のボーカルだった主人公の花火(ハナビ)は、バンド解散後、音楽業界から離れ、田舎でキャベツを作りながら隠遁生活を送っていました。
【俳句】
秋風や火花の舞に心揺れる
隠遁生活を送る花火の前に突然現れた少女、ヒバナ。花火のファンだというヒバナを花火は始めは拒否していましたが、強引に距離を縮めるヒバナを次第に受け入れ、共に時間を過ごす内に、失われていた創作意欲を取り戻して行きます。
【短歌】
秋蛍儚き光に導かれ
君を想いて花火を上げる
畑で獲ったキャベツをステーキにして2人で食べたり、美しい景色の丘で花火のハーモニカに合わせて、創作ダンスをヒバナが踊ったり。心の距離が近づき、ヒバナに求められたこともあり、花火は新曲を作り始めます。夏休みの終わる頃、ようやく新曲が完成しますが、花火はヒバナから別れを告げられます。ヒバナが去った後、友人の理人からヒバナについての事実を聞かされた花火は、ヒバナへの想い込めて、完成した『One more time,One more chance』をピアノで弾き語るのでした。
すみません、ほとんどただの映画紹介でした。俳句も短歌もイメージからの創作なので、劇中で花火が上がったりはしません。『One more time,One more chance』は言わずもがな名曲ですが、劇中で山崎さんがハーモニカで吹いている『妖精といた夏』(シングルOne more〜のカップリングでした)もめっちゃ良い曲です。
他にも語りたいことだらけの映画ですが…、しつこくなるのでやめときます(笑)
観たことある方も多いと思いますが、未見の方はこの秋に如何でしょうか。
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