自分に向けて本を一冊つくりました
自分の小説を本という形にして、手元に置いておきたい。ずっとそう思っていました。なかなか難しいのかなとぼんやり感じていて、そんなときに、pixivFACTORYというところを見かけました。
ここなら一冊からつくることができ、しかも自力でどうにかやれそうだったので、自分のために文庫(短編集)を一冊だけつくってみました(今月はそのことに多く時間を使っていました)。
画像の右側の、無地のものが今回つくった本です(左側は新潮文庫から出版されている太宰治の『人間失格』です)。
作品に影響が出ないよう、意図的に無地にしました。背表紙も裏表紙も同様に文字なしの無地で、かすかに淡い、分かるか分からないかぐらいの緑色にしています。カバーも帯もありませんが、個人的にはいい感じです。
なかはこんな感じです。行間やページ番号など、レイアウトはWordで自力でやりました(ちなみに上の画像の作品はこちらから読めます。縦書きはこちら)。
表紙込みで106ページ、作品数は31編です。紙は、目が疲れにくい淡クリームキンマリというものにしました。あと、ページ数が少なめだったので、厚めのものを選びました。
文庫1冊の値段にしてはちょっと高めかな、くらいでつくれたので、本当によかったです。以前やっていた定期購読マガジンの購読料、それからこれまで頂いたサポートなどの一部を、今回使わせていただきました。本当にありがとうございます。
あと、どれくらいいらっしゃるかは分からないのですが、もしこの文庫本が欲しいという方が何人かおられた場合は、BOOTHというサイトを活用してお届けすることを検討したいと思います。pixivFACTORYと同じくpixivが運営していて、注文があるたびに生産して工場からそのまま発送する、という販売方法が選べるみたいです。自分も何となく程度しか分かっていないので、ほしいという声をもし複数頂いたら、いろいろと調べてみたいと思います。
届いてすぐ、勢いでこの記事を書いたので、これからゆっくり、つくった本に触れたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。