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亀山真一
2020年5月3日 17:50
職員室を出ると表でアユムが待っていた。「お疲れ、だいぶ絞られたみたいだね」 俺は白紙の進路希望調査を彼に突き付けてみせる。「何でもいいから書いて出せ!」「……何それ、先生のモノマネ?」「似てなかったか」 相棒は笑って帰り道を歩き出す。「進路希望って言われてもなあ」「ごめんな。僕がもっといいキャッチャーだったら、ワタルは甲子園のスターだったかもしれないのに」「は?」「ワタルが大