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343日目(ジョージのおさる)

次女の言葉。朝、テレビで見かけた某キャラクターを、彼女はそう呼んだ。

「かくかく」の「しかじか」

「おさるのジョージ」と言いたかったことは想像に難くない。幼児にはよくある言い間違いだ。

でも、よく考えてみるとこれはとても面白い。「おさる」と「ジョージ」が入れ替わるだけで、ジョージとおさるの関係性が逆転するわけではなく、全く変わってしまうからだ。

形容詞的なおさると名詞のジョージ

「おさるのジョージ」は、明らかに「ジョージはおさるですよ」と説明している。「おさる」が「ジョージ」を説明しているのだ。言い換えると、「ジョージは霊長類サル目のサルですよ」といっているのである。

さるを所有するジョージは人間ぽい

一方「ジョージのおさる」では、「おさるはジョージですよ」とはならない。おそらくだれもが、「おさるはジョージの所有物」というふうに捉えるだろう。そうすると、ジョージは黄色いおじさんということになる。

どうぞのいす

こんなことを考えているうちに、今度長女のバレーの発表会が「どうぞのいす」であることを思い出した。
これは、このままではよく意味がわからなかったので、あらすじが書いてあるサイトを見つけて読んでみた。

これは、なんだか「いすのどうぞ」でも意味がら通じる気がする。いすには動物たちのやさしさが宿っている感じがしたからだ。そして、だからこそ、意味がよくわからなかったとも言える。

「いす」の存在が「どうぞ」と一体になっている感じがいい。次女の発表会がとても楽しみだ。

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