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育休七日目(野花はとってはいけないの?)

園芸種と野草の花と雑草の違い

最近、次女がよくタンポポをとってはプレゼントしてくれる。とにかく花が好きな次女は、あちこちで花を見ては「きれーい!」と大きな声で呟く。一方で、何でもとってよいわけではないので、「これはおうちの花だからとれないよ」などと話しながら散歩する。ところで、とってよい花といけない花の違いはなんだろう。

学校で生花は採ってはいけない教える

生活科などの学習では、基本的にまだ生きている花を採ることをさせないことが多いように感じる。「落ちていたら持っていってもよいよ」「咲いているのを採るのはやめよう」などと、声掛けすることが多いのではなかろうか。
社会では種に関わらず採られる
園芸種は採取して売られ、森林は伐採され、雑草は狩られる。資源であれば換金のために躊躇なく採られ、資源と看做されなければ捨てられ、その場所は、資源になるように整備される。

種より場合が大事?

どうやら、種よりも目的の方が大事らしい。私たちはお金のためなら採取してもよいらしい。まさに資本主義だ。ところが私たちは子どもたちにはそう教えない。それはなぜだろう。

心の引っ掛かりの正体

私たちはもともと周りの様々な生き物と共存してきた。特に東アジアの肥沃な地域(特に日本)では顕著である。こうした文化的背景が、どこか西洋的な資本主義に引っ掛かりを感じているのは確かなように思う。野に咲く花にも魂は宿ると考えていた古来の日本人の考えは、あながち間違っていなかったのかもしれない。

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