妹のいない夜
父ちゃんが家事育児を主に担い、母ちゃんがサラリーマンをしている我が家のある日のこと。母ちゃんが記録します。
新年度は疲れる
新年度の始まった長女はおつかれモード。
その日は習い事を休み、おやこ食堂にも行かなかった。
夫はスタッフなので、次女だけを連れて出かけて行った。
夕食は私と長女の分だけ。冷凍庫の余り物で簡単にこしらえ、「テレビ見ながら食べちゃおっか。」と声をかけた。新年度は母ちゃんも疲れているのである。YouTubeでも見て静かにしていてくれと邪心が働いた。
すると長女は「映画見よう!」とのことで、選んだのは『私ときどきレッサーパンダ』。
小さな子ども向けの可愛い話かと思っていたのに、私もとても楽しめた。とても良かったので感想はまた別に書きたい。
3歳前のやんちゃな次女に邪魔されず、2人で泣いたり笑ったりしながら見た。
長女が生まれてから、映画といえば子どもが何度も見るトトロやアナ雪、プリキュア。そのうち長女が映画館に行けるようになったけれど、それはばあばに任せて次女と留守番。(それはそれで良さがある!)
でも、長女と2人で映画を楽しめるようになったことになんだか感動してしまった。
そしてこれは、ほぼ3歳児がいない夜の特権。
映画の終わり
映画が終わって、ひとしきり感想を言い合った。
その後長女はなんだか急に元気をなくして、ぽつりと一言。
「次女ちゃんいないと寂しいなあ。」
ええっそうなの!?
いつもケンカばっかりなのに!?
遊びも映画も邪魔されるのに!?
「いないと楽しいんだけど、なんか意外と寂しい。」
そっかー。そうだよね。なんだか静かだもんね。
そのうちに夫と次女が帰ってきて、みんなで仲良く寝ましたとさ。
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