〝母ちゃん父ちゃん〟と〝父ちゃん母ちゃん〟
母ちゃん父ちゃんの悩み
最近、次女の様子が何だかおかしい。先週火曜日、楽しそうに保育園に登園したところまではよかったのだが、途中で寂しさが芽生え、帰りは泣いて父ちゃんのところへ。次の日は、楽しく登園するも、園に到着して泣いている子を見て急に泣き出す。保育士さんに預けるも、午前は、「父ちゃん(泣)」、午後は「母ちゃん(大泣)」な状態だったそうだ。さらに翌日は、園に近づくだけで泣くように。この日は登園をやめて家でゆっくり過ごすことに。あんなに楽しそうに通っていた園なので、何故だろう、最近あんまりちゃんと構ってあげられなかったかなぁ、お盆明けで気分が乗らなかったのかなぁ、などと、色々考えてみたものの、これと言った決め手は見つからず、一日中もやもや。それでも、気分を何とか切り替えて、次女ができるだけ楽しい気持ちになるように、お気に入りの絵本を何度も読んだり、電車ごっこしたり、風船遊びをしたりして過ごした。妻が帰ってから、その日のことを聞いてもらい、少し気持ちが落ち着いたが、次女が次の週から園に通えるか不安が残った。週末はできるだけ次女と2人の時間を過ごそうと、公園で水遊びをしたり、ベビーカーでおしゃべりしながらお散歩したりした。
運動教室
今週の月曜、毎週通っている運動教室が、コロナ禍の影響で保護者の見学が出来なくなり、次女は1時間、母ちゃん父ちゃんから離れて過ごすことに。案の定、教室を離れる際にギャン泣き。それでも、週末にたくさん触れ合った体験を信じて、後ろ髪を引かれながら次女を先生に預ける。この日は長女も習い事のため、仕事を終えた妻(父ちゃん母ちゃん)と喫茶店で待ち合わせをし、待つことに。わたしが今日の様子を簡単に話し、もう少し、詳しく話そうとすると、
「ちょっと話していい?」
と妻。内心、えっ?、と思いつつも、仕事で少し大変な案件があることを聞いていたので、とりあえず聞くことに。そうこうしているうちに話に気持ちが入っていたせいか、幾分気持ちが落ち着いてきた。もし、妻がいなければいつお迎えに行こうかずっとソワソワしていたと思う。話題が変わったことで楽になったのだ。
お迎えに行くと
あっという間にお迎えの時間が来て、教室に行くと、何ともケロッと運動を楽しむ次女が。すっかり拍子抜けし、何よりホッとして力が抜けてしまった。終わった感想を聞いてみると、「うんどう、たのちかった。」
と次女。先生や体験で来ていた子どもを見学していた保護者さんが、次女がわたしと離れてすぐに泣き止み、楽しく運動していたということを教えてくれた。
帰りの車の中で
わたしはとても次女が心配だった。一方で、妻はあまり意に介さず、落ち着いていた。何で気にならないかと聞くと、
「あなたが〝父ちゃん〟でわたし(妻)が〝母ちゃん〟の時は、わたし娘の様子をとても心配しているときも、『そんなの考えても仕方ないじゃん』的なことをあなた、言ってたよ。」
と言うのだ。たしかにそんな覚えは山ほどある。今日、わたしが娘を心配してソワソワしている間に、妻は、
「預けたのだから、その間は手の出しようがないでしょう」
と言う心境だったらしい。立場はこうも簡単に人を変えるのだ。それを感じ取ってから取らずか分からないが、次女は育休を取ったらわたしのことを
〝母ちゃん父ちゃん〟
と呼んでいる。
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