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オトナ男子の整理術 『認知する情報を減らして心地よい空間を創る』

「部屋の中身を把握」することができたら、次は物を上手に減らしていきましょう。そもそも部屋を整理することができない人の根本的な原因は、"総量"にあるかもしれません。総量を把握する必要はありませんが、できる限り減らせるとより心地の良い空間が創れます。


箱の中の"物"を減らす

当たり前ですが、前述の整理が進むと重複する物が明確になります。確認したいポイントは以下の3つです。

  1. 同じ物が大量にある
    保管しているものの消費速度は把握できてますでしょうか?消費期限がないものでも、1年先まで消費しきれないようだと保管コスト(場所、情報量)の方が高いと考えましょう。妥当なのは3ヶ月〜半年ほどです。

  2. 同じ機能のものが複数ある
    使い切っていないものは捨てましょう。ほとんどの場合、劣化しており本来の機能を発揮できません。特に化粧品などは趣味趣向に影響されるもので、合う合わないが使うまでわからない物は溜まっていく一方です。

  3. すでに使っていないものがある
    パッと見る限り「当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、皆さんのキッチンにある調味料で使っていないもの・・・ありませんか?

箱の中の"情報"を減らす

物を減らすのと同じぐらい"情報"を減らすのは重要です。物も1つの情報です。部屋をホテルライクにしたいというニーズは情報量にあります。無機質であることよりも、不要な情報を減らす方が効果的です。

  1. 見えないようにする
    洗面台の鏡の下が段差になっていたり、鏡の裏が収納になっている部分は有効活用できます。歯ブラシやコップ、ハンドソープを視界に入らないように配置することで、認知する情報を減らすことができます。

  2. 仕様を統一する
    シャンプーやリンスのボトルを統一感のあるものに変更するのも有効です。その他にもボディソープ、洗顔料、お風呂掃除用の洗剤も揃えると良いです。また、身体を洗うボディタオル、掃除用の道具なども、ボトルと色を揃えると尚良いです。

  3. 何も記載されていない物を選ぶ
    デザインではない文字は情報になってしまいます。仕様を統一する際に、デザインと不要な文字との選別ができない場合は、極力無地のものを選ぶようにしましょう。

購入時には「捨てやすさ」も重要

断捨離後、新たに購入する際は、捨てやすさも考慮しましょう。人間はモノを捨てるとき、購入する時よりも価値を高く見積りがちです。捨てやすさは、そうしたバイアスを取り除く助けになります。
また、同じ値段でも捨てるときの労力は大きく変わります。ブランドにもよりますが、洋服と家具は同じ値段ものがあります。服はメルカリなどで売るのも簡単ですが、家具を売るハードルはそれよりも高いはずです。

例えば、ゴミ箱はプラスチックのものや金属製が主流です。私の家ではデザインされた段ボール製のものを使っています。購入時のコストは変わりませんが、捨てるときのコストが異なります。

単機能→複数機能にまとめる

テクノロジーの進化で単機能から、複数機能へアップデートされている物に買い換えるのも有効です。洗濯機はわかりやすい事例です。従来は乾燥機と洗濯機は別でしたが、今ではドラム式をはじめとした複数機能が搭載された一つの機器になっています。他にもサービスを利用することで統一させることも可能です。例えばCaSy(家事代行)を使えば、ロボット掃除機は不要になります。従来の価値観で、疑う機会がないと生活の中では気づきにくいポイントです。

丁寧な選別で買わないメリットを

AmazonをはじめとしたECの普及で圧倒的に物を買いやすくなりました。また、利便性を訴求するものも多岐に渡ります。自分にとって必要か不必要かを判断するのも一苦労な時代です。買わないことで得られるメリットは目に見えませんが、心のゆとりを産んでくれます。

次の記事では「部屋別の整理」ついて解説していきますので、整理の参考にして頂けたら幸いです。


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