あの時からずっと
昨日は、先生以上友人未満みたいな、そんな私の大切な人の1人の誕生日を祝った。
つっておめでとうってLINEしただけだけど。
部活の高文連の写真撮影をする時だったかした後だったか。
市民会館の外にいた時に、何気なく彼女の誕生日を聞いた。
肉の日だ。
と彼女は言った。
国語教師なのにその表現は色気もへったくれもねえな、と内心思ったけど、誕生日の日には早起きして、学校に行く前に肉じゃなくてドーナツ屋に寄って、彼女が好きなシュガーレイズドのドーナツを買ってった。
そこから、だろうか。
何故か毎年この日が忘れられなくなった。
必ず連絡しようと思う。
すっごい親しいかって言うと、そういう訳でもない。
わたしは彼女の好きな物をシュガーレイズドとちょっとぶさかわのキャラクターということぐらいしか知らない。
むしろ、全然知らない。
彼女も私のことを全然知らない。
けど、感情表現の温度が同じというか、一緒にいて楽な人なんだと思う。
私の大切な人達はみんなそうだ。
私となにかしら共通の温度もしくは心地よい温度を持っているんじゃないかと思う。
今いる周りの友人も部活の同期も中学からの数少ない友人も。
最後から二番目の恋の最終回で千明が言った、生ぬるいがちょうどいいっていうのも、なんか分かる気がする。
生ぬるいかは分かんないけど、彼女の中に心地いいあたたかさがあるというのは知っている。
年に1度、誕生日の時にだけ連絡をする。
祝う度に遊ぼうと仮に社交辞令だとしても言ってくれる。
そうして毎年祝っては会おう会おう詐欺をかけられる。
ちょうど去年の昨日もそうだ。いつにしようか、と煮詰めつつ、基本繁忙期だから落ち着いたらってなって、忙しいって知っているから私も深追いしないから、結局1年が過ぎる。
今年はどうかな。
会えるかな。
会えないかもな。
でも、会いたいな。
え、めっちゃ私健気じゃん、ウケる。笑
あなたと支え合いたい.