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メーメーのビジネスモデル

この時期、2023年がどんな年になるか、いろんなところでいろんな予測が発表されています。
その流れで、2023年、どんなビジネスモデルが(日本でなく)アメリカで流行りそうか、いろんなサイトが予測しているので、その中からとくにスモールビジネスに限定して調べてみました。

日本でなくアメリカにしたのは、

  • 日本の情報はみんな知っていることが多い

  • 他国のビジネス情報は、日本で使えるかどうかは別として、頭の体操になる

という理由によるものです。

スモールビジネスに限定したのは、当協会(日本ビジネスモデル鑑定士協会)がスモールビジネスだけを対象に活動しているからです。
スモールビジネス限定なので、
「量子テクノロージーですごいAIを作り、自動操縦で土星旅行を実現する」
みたいな大きなビジネスは対象外です。

さて、どんなビジネスモデルがアメリカで流行りそうだと言われているのか、調べてみるといろいろ出てきました。
いくつか紹介します。
調べた以外にもたくさんあると思いますが、とりあえず今回はこれで。

グルメ・ポップコーン屋

自宅のキッチンで作ったポップコーンをネット販売したり、街の片隅で小さなポップコーン店を開いたりします。
利益率が高いのが魅力。

斧投げバー

斧(木こりが使う、あの斧です)を投げる遊びがアメリカで流行っています。
その流行を受け、
ダーツバーの「斧バージョン」
として「斧投げバー」を開く人が増えているようです。

(じつは日本にも斧投げバーがあります)

リアル脱出ゲームの設計士

10年ほど前からアメリカで成長しているニッチビジネスです。

閉じ込められた部屋から脱出することを

  • パーティゲームとして楽しんだり

  • 社員研修に使ったり

することが、かの国では人気だそうです。

そうした「脱出シチュエーション」を設計するのが、このビジネスです。
日本でいうと「お化け屋敷を作る商売」に似ているかもしれません。

設計士は、部屋を確保して家具を用意し、クライアントが望む難易度に応じた「脱出部屋」を設計します。

レイジルーム(怒りの部屋)

物を破壊することによって怒りを発散し、ストレスを解消する…そんな場所を提供するビジネス。
場所だけでなく、壊す対象も提供します。

日本にもあるようです。

古地図屋

「古着屋」ならぬ「古地図屋」。
歴史家や地図コレクター相手の商売です。
アメリカではこれが事業として成り立っているらしい。

ヤギ

今回の調査でもっとも笑ったのは、これ。
「レンタル山羊」
ヤギ(山羊)を貸し出すビジネスです。

自宅の芝生を美しく保つのに、かつてのアメリカ人のパパは庭に除草剤をまいていました。
しかし除草剤は環境に良くありません。
最近のサステナブルなパパは、雑草をヤギに食べてもらいたいと思うようになっています。
そんな「エシカル心」につけこんだビジネスです。

ヤギの飼育場に、「自宅の庭にヤギを放ちたい顧客」がヤギを借りにやってくる。
除草が終わったら、ヤギを返しにくる。
レンタカーみたいなものですね。

ニワトリ

(ペットでない)動物のレンタル業はほかにもありました。
「ニワトリの貸し出し」

「ニワトリを飼わずに、産み立てのタマゴを食べたい」
というワガママな人を顧客とするビジネス。

メンドリを顧客に、たとえば1週間、貸しつけます。
その間に産まれたタマゴは顧客のもの。
貸出期間の1週間が過ぎたら、メンドリを返してもらいます。

感想を言わせてもらえば、さっきの「ヤギ」のほうは動物愛護的な問題は少なさそうですが、こっちのほうは少々、微妙な気がします。

以上、事例を7つ紹介しましたが、いずれも
「もしこんな商売があったら面白いよね」
という架空の話ではありません。

  • アメリカに実際にある

  • 需要が伸びている

  • まだ新規参入が少ない

この3条件を満たすものを挙げてみました。

調べた以外にもたくさんあると思いますが、とりあえず今回はこれで。





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