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朗読ノオト
2018年2月4日 03:11
1900年の、泉鏡花の作。歌舞伎役者の死、という出来事からある家の娘が失踪する、という騒ぎが起きる。中盤まではこの、娘の家の人たちを中心に描かれる。中盤で突然船頭に視点が切り替わり、彼が川で溺れかけている女性を見つけた話に展開。この女性が失踪した女性で、歌舞伎役者が好きすぎて後追い自殺をしようとした、という所で冒頭との関係が繋がる、という話。なんとも泉鏡花の文章は分かり