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いい作品には「いい色」がある!|AUTUMN スケッチ・フォー・ビデオ②|2023/10/22
はじめに
こんにちは!ビデオグラファー秋CAMPブログ担当のはるなです。
今回はビデオグラファーコースのオプション講座「スケッチ・フォー・ビデオ」の2日目「カラートレーニング」の講座の様子をご紹介していきます!
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オプション講座って?
オプション講座「スケッチ・フォー・ビデオ」で学ぶのは、作品のクオリティや応用力を上げるための表現方法です。今回はこのオプション講座の2日目「カラートレーニング」!色について深掘りをしていくセッションとなります。
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「動画のプロになりたい!」「しっかり学びたい!」という方は、このコンプリートパックが一番お得でおすすめですよ。
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2日目はカラートレーニング
撮影が楽しくていろんなところを撮ったはいいものの・・・1本の動画にしてみたら場所で明るさが違ったりして、動画内のカラー調整に困ったことはありませんか?独学しては見るものの、なかなか自分の作りたいカラー表現方法にたどり着くのは難しいですよね。
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それもそのはず、色は音以上に言語化しにくい分野だと言われているそうです。今回はそんな「色」についての表現方法やプレミアプロの操作方法などを学んでいきます。
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いい作品には「いい色」がある!
映画や動画作品を見ていて、「いいなぁ」と思うものは、意図的に「いい色」にするための計算がされていて、そこにはルールがあるそう。
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動画を始めたばかりだと、ついそのまま動画素材を並べてしまいがちですが(私だけ?)色は照明や機材によっても変わり、更に脳内でも補正がかかるのだとか。
これを自分が作りたい動画の方向性に合わせて自分で設計していくことが必要です。
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色づくりの3つの目的
動画の中の色づくりには目的が3つあるのを知っていましたか?
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①本来の色に戻す
照明やカメラによって実際と異なった色をまずは元に戻します。
②色で印象を操作する
色彩心理学という分野があるように人は色で受ける印象が変わります。作りたい作品に合わせて選択してきます。
③奥行きを出す
背景と一体化して見にくい、主役が分かりにくいなどの際に奥行きを出すことも必要になります。
色についての基礎知識
学生の頃に美術の時間でやった覚えのある色の三属性。見たことのある色相環などを見ながら色についての基礎知識を勉強していきました。
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映像の場合は情報量が多いので、「いかに情報を間引くか?」ということも大切でそこには色が大きく関わってきます。考えていたよりも色って深い・・・!
撮影時の意識ポイント
カメラ撮影時にも綺麗な色にするためのポイントがたくさん。男性はカメラや機材に詳しくて好きな人が多い印象がありますが、私はまるでダメ。笑
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興味はありつつ「なんか難しそうだな〜」と思っていたLog(Raw)撮影もこの日始めてチャレンジ。おしゃれだな〜と思っていたVLOGなどはこのLog(Raw)撮影をしているそうです。ゆっくり撮影すると綺麗に見えるのだとか。
やって見たかった動画の表現が「自分にもできるかも?!」と思ってワクワクしました。
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PREMIERE PROでのカラー調整
最後にPremiere Proを使ったカラー調整方法を学びます。
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正しい色に整えて、カラーを魅せたい色に調整して、映像にハイライトをつけるように奥行きを出すための操作方法を具体的にレクチャーしていただいてから、実際に自分でもチャレンジします。
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来週はファイナルワーク(卒業制作)の提出なので、動画素材は自分の撮影したものをいじっている人がほとんど。いつもスマホで動画を作っている私はアプリのフィルターでカラーを作るだけなので、カラー作りがこんなに奥深いものとは思いませんでした。
最近のスマホの画質の綺麗さは目を見張るものがありますし、スマホ撮影でスマホ編集で十分だとだと思っていましたが・・・カメラ撮影とパソコン編集ではクオリティが全然違いました。
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カラーの波形を見ながら調整していくのは難しい・・・・ですが、調整の基準や目安も教えてもらえるので、慣れたら問題なく使えそうです。
驚いたのは「映像に奥行きを出す」こと。背景に溶け込みすぎてしまっている主役を目立たせる、なんて考えたこともなく。映像って奥が深いなぁと改めて思いました。
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センスによらない色演出
BYNDで人気のあるコンテンツだという「センスによらない」シリーズ。センスによらないBGMの選び方(オプション1日目のブログでご紹介しました)に続き、今回はカラーバージョン!
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おしゃれなカラーグレーディングのされている作品を見ると「元々のセンスが違うんだ」と諦めてきていました。でもそんな人こそこのセッションはぜひ受けてほしい!
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どこをどう調整したらいいかわからない人のために、「センス」の部分を言語化して再現できるように教えてくれます。
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ドキュメンタリーっぽい作品にするにはどこをどう調整したらいい?過去感を出したい時はどうしたらいい?の色調整がわかります。私の作りたいものは、彩度と明度の調節が必要そうです。みんな卒業制作に合わせて自分の作品の色を各々工夫していました。
今日のロケ弁
毎回楽しみにしているロケ弁。今回は「魚屋さんのお弁当金兵衛」でした。
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副菜も豊富で何よりお魚屋さんということでこの白身魚がふんわり、ずっしりしていてとても美味しかったです。
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ランチタイムはいつもモニターに参考になる動画や過去のファイナルワークが流れてきます。みんなと映像の話をしながらのランチタイムはいつも楽しくてお昼休みはあっという間。
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もしかしたら、「人見知りだから対面コースは不安だなぁ」という方もいらっしゃるかもしれません。でもここはみんな動画が好きで集まる場所。スキルの差はあれど根っこの部分が同じものがあるからか、年代も性別も職業も違っていても話は尽きず、とても面白いです。
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スクールの皆さんも受講生の皆さん優しいので1人で受講してもなんの問題もないですよ!ちなみに喫煙タイムが必要な方はベランダで可能です^^
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オプションコース おすすめの方
カラートレーニングはカラー調整方法を知りたい方のほか、ファイナルワークをしっかり作り上げたい方、動画に自分の世界観を出したい方におすすめだと感じました。
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「こんなふうにしたいんだけど・・・」の「こんなふうに」が具体的な方法としてわかるようになりますよ。
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本日のクラスの雰囲気はこちらから動画でご確認いただけます。(最後なのにスマホ撮影になってしまいました・・・カメラとはやはり違いますね笑)
今回でビデオグラファーコースはオプション含め全て終了です。
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ワークス・プレビュー
BYNDでは4日間(オプション受講の場合は6日間)の授業の後にYOUTUBE配信で卒業制作発表である「ワークス・プレビュー」があります。卒業制作を見て、先生やTAさんから作品に対してのフィードバックが貰える発表の場。各自自宅などで視聴もできますが、受講生同士貸し会議室などで集まって大きな画面で見ることが多いようです。
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授業の様子や、お人柄や制作の秘話も知っているだけになんだか全ての作品が本当に愛おしさと感動があります。先生はその場で作品を初めて見てコメントしているそうなのですが、すごいのがそのフィードバック!
一度見ただけで作品への想いや背景、製作者の心理や状況なども、まるで魔法のように読み取って言葉にされる様子は見ていて圧巻です。
「なんでわかるのだろう?」から始まり、自分でも気付いていなかった真理に気付いたり。 自分の発するコメントが陳腐だなと苦笑するくらい、とにかくフィードバックの言葉がすごく綺麗で優しくて、全て見通されている気がしました。
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BYNDはただ学ぶだけの場所ではなくて、作品作りをする場所でもなくてスクール全体で包み込んでくれるような優しさがあるような気がする、とても心地良い場所でした。スキルの習得が目的でしたが、それだけではなくて、クリエイターとして、「人」として大切なことを教えてもらえた気がします。
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BYNDの説明会に行った時に感じた、人生が少し進みそうな予感。「あの時の自分の直感を信じて良かった」これが私がいち受講生として感じた素直な感想でした。
一緒に学んだ受講生の皆様、素晴らしい授業をしてくださった先生、パソコンが苦手な私にいつもつきっきりで教えてくださったTAの皆様、陰ながら支えてくださる運営の皆様本当にありがとうございました。
また、ここまでまでお読みいただきました皆様も本当にありがとうございました。次回のブロガーさんの記事をお楽しみに♩
(Writer:受講生・はるなさん)