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スキマ小説シリーズ

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10分以内で読める超短編小説。 移動時間や病院などの待ち時間など、ちょっとした時間に読める手軽な小説です。
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#超短編小説

スーパーのレジにて レジ打ちの女性編【超短編小説/日常】スキマ小説 通読目安:5…

私は焦っていた。 三日前からスーパーでバイトを始めて、今日は初めてのレジ打ち。 ここから…

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スーパーのレジにて レジ待ちの女性編 【超短編小説/日常】スキマ小説シリーズ 通…

私は苛立っていた。 スーパーのレジ打ちが遅く、かれこれ5分ぐらい、ほとんど動かない。 (…

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母の愛 【短編小説/あったかくなる/泣ける話】スキマ小説シリーズ 通読目安:6分

「はぁ・・・」 赤月美桜(あかつき みお)は、重い足取りで家路を歩いていた。 かなり勉強し…

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うちにネコがやってきた 【超短編小説/あったかくなる/猫が出る話】スキマ小説シリー…

「ああ・・・ 疲れた・・・」 会社を出ると、思わず声が漏れた。 「久しぶりに癒やしをもら…

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かくれんぼ 【短編小説/怖い話/ミステリー】スキマ小説シリーズ 通読目安:3分

あの日、ここでさよならといった君は、いなくなった。 次の日から、何の前触れもなく、二度と…

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赤い雨 【短編小説/ホラー】スキマ小説シリーズ 通読目安:7分

体調が悪い・・・ どうやら風邪を引いたらしい。 理由は明白だ。 先日、仕事が終わって家に帰…

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命のジャッジ 【短編小説/ゾクっとする/人間の怖い話】スキマ小説シリーズ 通読目安:8分

「命は平等ではない・・・」 321ページある、小難しい哲学書を閉じると、塩川学(しおかわ まなぶ)は呟いた。 七畳の部屋には、普通の人なら、表紙を見ただけで眠くなるようなタイトルの本が、所狭しと本棚に詰め込まれている。 家に本が多いというより、本を保管するための部屋に、塩川が住んでいると言ったほうが正しいかもしれない。 「命は平等ではない・・・」 もう一度呟くと、塩川は棚の上に手を伸ばし、外出するときも使っているイヤホンを取って、耳に収めた。 音楽を聞きながら、タブ

天井のシミ 【短編小説/ホラー/怖い話】スキマ小説シリーズ 通読目安:7分

「まただ・・・  また濃くなってる・・・」 海崎修平(かいざき しゅうへい)は、風呂場の天…

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