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通訳とはスポーツである!-3打先を予測-

こんにちは。ブライトウーマンワールドの旅人通訳者&コミュニケーションストラテジストのえりりんこと高瀬惠理です🌈

今回は通訳とスポーツ(テニス)の類似点について書いてみたいと思います。

通訳学校に通っていた頃、通訳歴30年のベテラン先生から「通訳は体育会系やからね」と聞かされていました。当時は通訳作業とは、知力とともに体力も大事だからだろうなと理解して聞いていました。

が、最近、通訳者も先を予測することが大事という話を聞き、なるほどそうか!と。気づきました。

これまた年月を遡り、学生時代👩‍🎓私は体育会系のソフトテニス部に所属していました。
ソフトテニスとテニスって何が違うの?と思われる方もいらっしゃるかもしれないので、ちょっと解説。その名の通り、ボールが柔らかいです。(成長過程にある中学生でもプレイできるように日本で開発されたスポーツとか!?で、最高でもアジア大会まで。あとラケットの持ち方が硬式テニスとちょっと違うくらい。)あとは、カウントの仕方かワン、ツー、スリーと進む(テニスはフィフティーン、サーティ、フォーティと進む)くらいで、だいたい同じと言えるかと思います。

そこでうまい先輩から言われていたのが、「3打先を考えろ!」ということ。自分がサーブの番だと、どこにどんなサーブを打つとどんなボールがどこに返ってくるか。それを考えながら、3打目に何を狙うのかという話なのですが、まあ、どんなスポーツでも存在する戦略ですかね。目の前のボールが動くままに自分も動くのではなく、今見えているボールが次にどこに行くかを読んでプレイするという。

じゃ、それと通訳者の何が似ているかというと👉特に同時通訳だと、スピーカーが話していることを聞きながら訳していくので、聞こえたものを訳そうとすると、スピーカーのスピードについていけなくなる。コバンザメ🦈のようにピッタリとついていくためには、『スピーカーの思想の流れに乗っていく』というのがかなり大事✊

予測してないと、すぐに体が動かない。テニスも一緒!ボールがどこに飛ぶか見えてから動いてたら間に合わない。相手はどこに打つだろうか予測していたら動ける。その差1秒もない。(同時)通訳も同じ。3秒の沈黙は放送事故(通訳事故)とまで言われる。

結局、通訳もテニスも自分の試合にするためには、予測が大切で、予測のためには、準備が大事ということになりますね。

準備については、探偵のような山張りがポイントになると思っているのですが、その話はまたの機会に😉


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