大波の時代、この国イギリスで息ができることに、ただただ感謝したいだけの記事
時々、思うことがある。
もしも、今わたしが日本にいたら?と。
私に「コロナで帰る」という選択肢は、はなはだ無かった。
その発想もなかった。
2月3月ごろの時は、結婚のためにルーマニアにいたし、私はまだイギリスでの正式ビザが無かったからアイルランドのワーホリビザを使いつつ、観光ビザで海外を渡り歩いていた。
当時はワーホリ情報をかき集めていて、その時繋がってた多くの海外生がコロナのため緊急帰国しますという文字を目にした。
正直、正直なことを言うと、、
なんのために????
という疑問でいっぱいになった。(ごめんなさい)
少ない頭で考えると、
コロナに感染したら大変だから、日本に帰れなくなったら大変だから、家でじっとしててもつまらないから、日本の家族が心配だから。
なのだろうか??
正直、今でもわからない。
現在コロナの状況は日本に比べるとヨーロッパは悪状況。
私の住むイギリスも、ロックダウンパンチが強い。
お店は閉まるし、外出するにもルールがいっぱいある。
そして、今はBrexitで余計にてんやわんやらしい。(わたしには全く被害被ってないうえに、Brexitのおかげでイギリスの仮市民権をすんなり貰えたりして私自身は非常に得してるし感謝してるハプニング)
もしも今、日本で私が暮らしてたらどんなことを思うかな??
と時々思う。
「イギリス大変そうだなぁ、がんばれ!」?
「とりあえず日本にいれてよかった!クリスマスパーティーもできるし!正月も漫才で初笑いできる!」??
「家族や友達と一緒に過ごせて幸せ!」?????
いいや、違う。
「なんでこんなイギリスが大変な時に、私はその現場にいられないのだろう。現地の人たちと同じ体験がしたい!!!!!」
これが私の本音。
「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」レベルで叫びたくなる。
そう、私はどんな時もイギリスでイギリスの空気を吸いたい。
そう思える。
私は今の夫と結婚して3月にイギリスへ引っ越してきた。
その時の夫は「コロナもあるし、もう少しルーマニアにいたら?」と言ってきた。
答えは「ノー」
地球上で1番興味のある国がイギリス。
イギリス以外興味がない。その他大勢。
「これからもっと大変になるから、その前に引っ越しを済ませたい」
と伝えて、無理矢理に渡英決行したのだった。
(夫の協力もあったから、これには夫とても感謝。)
ビックベンが改装中に初渡英し、そして未完成の状態。
ビックベンの鐘の音なんぞ聞いたことがない。
コロナで毎日明日は何かしらのルール変わるのか?とチェックする日々。
Brexitの歴史的瞬間。
こんな大波の中に私は、外からではなく現地で体験できることが本当に幸せ。
あと、SNS上で
「イギリスの人はマスクしないし、ソーシャルディスタンス守らない!」
のような情報も見るけど、私の周りはみんなきちんとマスクしてる。
どこの話をしてるんだろ??ってくらい。
ソーシャルディスタンスも守ってる。
すっかり忘れちゃってる人もいるけど、ちょっとアナウンスすればすぐに
「そうだったそうだった」と守ってくれる。
だから、現地に住む人たちが発信する些細なことはとてもリアルに感じるでしょうけど、それも「一部の話」ってことは忘れないでほしい。
私の綴ってることも「一部の話」であるように。
少し長くなりましたが、今歴史的な大波の中に一番好きな国で生活できてることに、心から感謝してます。
理解ある夫に、ビザをくれたイギリスに、帰ってこいや心配してると一言も言わない親、友達に。
そして、健康に生きてる自分の体に。
ハッピークリスマス!
and
良いお年を
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