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そういえば私、本が好きだった。

仕事のためか、本は増えていく一方だった。

記事を書くために調べる時、自分の知識をアップデートしたい時。

急ぐ時はKindleでダウンロードするけど、レイアウト的に読みにくい場合もあるからできるだけアナログの本でとは思っていた。

仕事で必要だから増えていく本。

移住してから「情報発信について教えてほしい」と言われることも増えていたので、持っている本をシェアできるしと、以前住んでいた古民家を図書館にしたのだが。

オープンして1ヶ月。
水曜日しか開けないので5回目のオープン日を終えたところだ。

古民家図書館の発信を始めてから「耶馬渓で読書会やっていますよ」「移動本屋さんというのがあるみたいです」など、本に関する情報をいただくことも増えた。

その中でも頭に残ったのは「自分のお気に入りの本を500冊車に積んで移動販売する本屋」さんの話。

古民家図書館をしてみて、何だか趣味が合いそうな利用者さんが来た時に「自分が好きな本を勧めたい」と思った。

その時「あれ、自分が好きな本…仕事の本や歴史の本ばかりになっている」と気付く。

ここ10年の本のジャンルの偏りがすごいことになっている。

たまにはジャンル関係なく自分が好きな本を探してみようと思い、書店や古本屋に行ってみて、気になった本を手に取ってみた。

写真家さんが何を考えて撮っているか…興味あり。

樹木希林さんのこれ、読んでみたかったんだよなぁ。

気になる、面白そう。


「あー、そういえば私、本が好きだった」

ここ10年以上、子供と仕事のことで、いかに効率よく時間と体力を使うかにばかり照準を絞っていた自分。

古民家図書館のおかげで、単に本が好きだった自分を思い出しつつある。

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