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1日120点以上のブランド品や時計を真贋鑑定・査定する、商品2部のお仕事とは?

全国からお買取した商品が集まるバイセルのロジスティクスには、商材ごとの専門家が在籍しています。
今回は、時計やジュエリー、ブランド品を専門とする商品2部の怒賀さんにお仕事内容や入社の経緯についてお話を伺いました!

商品戦略本部 商品2部
怒賀 浩徳(ぬか・ひろのり)
約7年間の買取店での査定業務や真贋業務を経て、2020年11月バイセルに入社。商品2部査定チームでブランド品・時計・ジュエリー等の真贋と相場確認を行なう。

ブランド品や宝飾品の真贋・査定に特化した専門チーム

ーー現在の担当業務について教えてください。

商品2部はブランド品やジュエリー、時計などの高価格帯の商材の仕入れを担当する部署です。その中で私が所属する査定チームは、日本全国にいる出張買取や店舗買取の査定士から社内システムを通じて送られてくる商品の画像を元に、商品が基準内の商品かどうかの真贋鑑定と、相場価格を算出する査定を行います。
真贋鑑定ではAACD(一般社団法人 日本流通自主管理協会)の基準に沿って基準内か基準外かを判断しています。査定では画像から商品の状態も加味しながら、市場の流通価格を元に算出していきます。

査定を担当するカテゴリは6つ、ブランド品・アパレル・時計・ダイヤモンド・色石・ブランドジュエリーに分かれていて、それぞれ社内基準をクリアしたメンバーに値段を決める資格として決裁権が付与されます。特定のカテゴリを専門にするというよりは、全員が全商材を査定できるようにスキルアップを図っています。

ーー画像だけで真贋鑑定や査定を行なうというのは、やはり難しいのでしょうか?

現品を見るよりは難しくなりますが、基本的には商材ごとに見るべきポイントがあるのでそこを押さえれば査定はできます。査定だけを担当するので、店頭で接客している時よりも格段に見れる商品の量は多く、忙しい時は1日あたり120〜130件ほどにのぼることもあります。そしてその分、珍しい商品にも触れる機会も増えます。直近の例ですと1,000万円以上の値がつくパテック・フィリップのノーチラスが出てきたのは印象的でした。

また画像だけでは判断が難しい場合は、一旦商品をお預かりして真贋・査定を行うケースもありますし、成約した後ロジスティクスに届いた商品の検品作業もあるので、PCに向かっているだけでなく現物に触れる機会も多いです。

ーーブランド品・宝飾品は常に新しい製品が日々生まれていますが、どのように最新情報を収集されているのでしょうか?

ブランドのWEBで見たりInstagram等から常に情報収集するようにはしています。特に時計は好きなのでよくチェックしています。
私たちが取り扱う商品は相場の値動きも大きいのですが、日々多数の査定を行なう中でその動きも見えてきます。

査定に集中し専門性を高められる環境を求めて

ーー前職ではどのような業務を経験されていたのでしょうか?

前職では全国に店舗を構えるリユース企業に7年ほど勤務していました。担当業務としては、店舗での接客・査定業務はもちろん、全国から買い取った商品を本部に集めての真贋業務も兼務していました。
当時、接客よりも真贋業務をメインに仕事をしたいという気持ちで、時計やブランド品についての専門知識を高めたいと思っていたのですが、前職ではあまり勉強会や資格の取得について前向きではなかったことから転職も考え始めました。

そんな頃、バイセルの求人で真贋・査定に限定したポジションを見つけました。勤務先としても通勤の都合がよく家庭との両立がしやすかったこと、そしてAACDの試験や勉強会などを積極的に支援してくれる環境もあったことから転職を決めました。

ーーバイセルに転職した感想としてはいかがでしょうか?

やはり査定に集中したいと思っていたことが叶ったのは嬉しい点ですね。その他、自分が業務を通してやってみたいと思ったこと、例えば他部署と連携した施策や、気になる勉強会への参加などについて、真剣に話を聞いて実行させてくれる環境です。

現在の査定チームのメンバーは17名が所属していますが、下は新卒1年目の20代半ばのメンバーから年上は40代まで幅広く、職場の雰囲気として年功序列な感じは無いですね。分からないことがあったときも声をかけやすい雰囲気です。
7月にも3名ほどキャリア入社者が増え、組織としても徐々に拡大しています。

ーー今後バイセルで取り組んでみたいことを教えてください。

いま世の中の意識としても、捨てるのではなくて必要とする人につなげていこうという考え方が広がっていますし、この傾向は今後も続いていくと思います。また、バイセルの買取網は出張買取に加えてグループとして店舗展開も拡大していることもあり、査定チームが担う物量はもっと増えていきます。
そのため既存のルールを守るだけでなく、より良くできると思ったことは変えていきたいですね。

バイセルではリユース事業のデータ化・デジタル化に積極的に投資していて、日々の仕事の結果は自動的に集計されるダッシュボードで確認できるようになっています。その数字を見ながら見つけた課題や、買取現場のフィールドセールス事業部の声を元に、ルールを変更するチャレンジが足元でもいくつか走っています。

また、査定チームの体制としても、現在は全員が全商材を査定できることを目指す方針ですが、将来的に人数が充足すれば個々がさらに専門性を追求できる体制にできれば良いなと思っています。すぐに実行するのは難しいことですが、今後も最善策を考えていきたいです。


ブランド品や時計に囲まれて仕事したいという皆さん、商品2部でお待ちしております!


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