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【#01】新たな開発プロセス

バタフライボードの福島です。

本日はバタフライボードの新たなチャレンジのお知らせです。

たくさんのフィードバックに刺激を受け、新たに出会ったアイデアを具現化すべく、コロナ禍の中粛々とトライアンドエラーを繰り返しようやく量産化の目途がたちました。そして2021年1月14日から7回目となるクラウドファンディングにチャレンジします!

これから新製品ローンチ準備と平行して、その『進化の裏側』をプロダクトへの想いや開発プロセスなど私が実行してきたチャレンジを少しづつですが共有させて頂きます。


第1回目は新たな開発プロセスのチャレンジです。

①『つくる』と『伝える』を同時進行

基礎研究、構造設計、デザインといった製品開発プロセスと、コミュニケーション、メッセージ開発、クリエイティブといったマーケティングプロセスを同時進行させ、相互のコンセンサスを繰返し練り直す事で、より磨き上げたプロダクトをより強いメッセージで届けることにチャレンジします。

一般的な企業であれば開発とマーケティングを同時進行させながら開発を進める事は至難ではありますが、ここはひとりメーカーの強みで完全連動で同時進行を試みました。

②奈良と東京、2つの工場で開発を同時進行

2020年2月上旬、まだコンセプト段階でしたが、量産設計を行うべく既存の工場とキックオフ。しかし既存工場ではどうしても生産できないパーツがあり、新たに創業80年の奈良法隆寺の工場に生産依頼を行う事にしました。

2020年2月下旬、何と新たな工場とのキックオフのタイミングで完全想定外のコロナの襲来。工場側は当然ながら外部の人間をシャットアウト。最も重要な人間的関係性構築の難易度が一気にアップし、ここから地道な関係性構築を遠隔で進めることになります。

2つの工場をドライブしていくには大胆且つ緻密なプロマネ力が問われ、3歩先を読み行動するという今まで以上に神経をすり減らします。。。。。

③特許申請と量産設計を同時進行

ひらめきを具現化すべくフィジカルとロジカル、右脳と左脳でちぎれるほど考え抜き理論を完成させる『フェーズ1』。そこからどうやってつくるかを工場と一緒に考え抜く『フェーズ2』。そして完成した理論を如何に簡単でシンプルにつくるかというアイデアで特許の請求項を増やし、特許化の確率を上げて申請書類を書き上げる『フェーズ3』。という流れで特許申請と量産設計を苦渋の非対面で行い、無事9月に申請が完了しました。

オンラインで形あるものを伝え理解してもらうことの難しさは半端ありません。ほんと辛かった。。。

特許申請にはいろんなパターンがあると思いますが、バタフライボードの最初の特許であるスナップバインディング方式は量産してくれる工場が見つからず、量産前提の特許申請が出来ず基本理論の特許となりました。(後に作りやすさや耐久性アップの新構造で新たな特許を申請を行っています)


何度も心が折れそうになりましたが、やりたいことが明確だったので何とか乗り越えられたと思います。

つづく

2021年1月14日(木)AM11時、
Makuakeにてクラウドファンディング開始予定。

バタフライボードは “Hello, idea”® をコンセプトにアイデアに出会う道具を進化させ続けている会社です。


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