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Appleデバイスで課金させない方法

割引あり

iPhoneや iPadをお子さんに使わせている保護者の方も多いかと思います。

そんな保護者の方に必ずやってもらいたい設定があります。

それは、子供が勝手に有料アプリをダウンロードしたり、有料コンテンツを購入しないようにする設定です。

パスワードを設定しているから大丈夫だと思っている方でもハマる意外な落とし穴があるので、その辺りを解説したいと思います。

また、文末の<番外編>では、ペアレンタルコントロールについてや、ファミリー共有に係る Tipsも掲載しているので、気になる方は是非。

まず、お子さん用の Apple IDを作りましょう

これは、お子さんが保護者であるあなたの Apple IDを使って、アプリや動画といったコンテンツを購入させないために必要です。

もし、お子さんの持つiPhoneや iPadをあなたの Apple IDでログインしている場合は、新たに作成したお子さん用の Apple IDでログインし直しましょう。

あなたは、ファミリーオーガナイザーになります。

日本では、13 歳未満のお子さんは、自分では Apple ID を作成できません。
なので、ファミリーオーガナイザーと呼ばれる管理者(つまり保護者であるあなた)が、代わりにお子さんのために Apple ID を作成します。

成人であることの証明として、クレジットカードの登録が必要です。

<iPhone、iPad、iPod touch 編>

iOS 16 または iPadOS 16 以降の場合

  1. 「設定」>「ファミリー」の順に選択します。

  2. メンバーの追加ボタン をタップします。

  3. 「お子様用アカウントを作成」をタップして、「続ける」をタップします。

  4. お子様の名前と生年月日を入力します。

  5. 画面の案内に従って、アカウントの設定を最後まで進めます。お子さんの Apple ID としては、お子さんのメールアドレス、提案された @icloud.com アドレス、または Game Center のニックネームを使えます。

iOS 15 または iPadOS 15 以前の場合

  1. 「設定」を開きます。

  2. ユーザ名をタップし、「ファミリー共有」をタップします。

  3. 「メンバーを追加」をタップします。

  4. 「お子様用アカウントを作成」をタップし、「続ける」をタップします。

  5. 画面の案内に従って、アカウントの設定を最後まで進めます。お子さんのメールアドレスまたは Game Center のニックネームを Apple ID として使えます。

<Mac 編>

macOS Ventura 以降

  1. Apple メニュー >「システム設定」の順に選択し、「ファミリー」をクリックします。

  2. 「メンバーを追加」をクリックします。

  3. 「お子様用アカウントを作成」をクリックします。

  4. 画面の案内に従って、アカウントの設定を最後まで進めます。お子さんの Apple ID としては、お子さんのメールアドレスや Game Center のニックネームを使えます。

macOS Monterey 以前

  1. Apple メニュー >「システム環境設定」の順に選択し、「ファミリー共有」をクリックします。

  2. 追加ボタン をクリックします。

  3. 「お子様用アカウントを作成」をクリックします。

  4. 画面の案内に従って、アカウントの設定を最後まで進めます。お子さんのメールアドレスまたは Game Center のニックネームを Apple ID として使えます。

お子さん用の Apple IDを既に持っている場合

ファミリー共有グループの管理者(つまり保護者であるあなた)は、お子さん用の Apple ID を持つファミリーメンバーを追加することができます。

  1. 「設定」 >「ファミリー」と移動してから、右上隅にある をタップします。

  2. 「参加依頼」をタップしてから、画面に表示される指示に従います。

参加依頼を送信するには、AirDrop、メッセージ、またはメールを使用します。ファミリーメンバーの近くにいる場合は、「直接会って登録を依頼」をタップして、あなたのデバイスで Apple IDとパスワードを入力するようファミリーメンバーに依頼することもできます。

お子さんの生年月日を変更する

生年月日を 13 歳未満に相当する日付に変更するには、ファミリー共有グループの一員でなければなりません。また、その変更についてグループの管理者から承認を得る必要もあります。13 歳未満に相当する日付に変更した後は、編集できなくなります。

  1. 生年月日を変更します。

  2. 画面上の手順案内に従って、ファミリー共有の管理者にメールで承認申請を送ります。

  3. ファミリー共有の管理者に、リクエストを承認する手順を明記したメールが届きます。


さて、これでお子さん用のApple IDがあなたのファミリーメンバーになったかと思います。

ここからは、お子さんが勝手に課金できないよう設定していきましょう。

「承認と購入のリクエスト」でお子様の買い物を承認制にする

お子さん用のApple IDの作成プロセスにおいて、「承認と購入のリクエスト」を有効のまま続けるか、それとも無効にするかの選択があったかと思います。

有効と設定した場合、お子さんが App Store、iTunes Store、または Apple Booksからの購入またはダウンロードしようとしたとき、お子さんは、ファミリー共有の管理者にリクエストを送ることになります。

グループの管理者(つまり保護者であるあなた)には、通知が届くので、リクエストを承認するか却下するかを選択します。

通知は、アプリの名前や無料かどうかなどの記載があります。

管理者がリクエストを承認し、購入手続きをすると、アイテムが自動的にお子さんのデバイスにダウンロードされます。いったん承認された購入の取り消しはできません。

管理者がリクエストを却下した場合は、購入もダウンロードも行われません。

「承認と購入のリクエスト」のリクエストが届かない場合

「集中モード」のオンになっていないか確認してください。

集中モードとは、気を散らすものを減らすように範囲を設定できる機能です。参考までに「iPhoneで集中モードを設定する」のリンクを掲載しておきます。

「承認と購入のリクエスト」の通知を確認できる場所

「承認と購入のリクエスト」の通知を見落としてしまった場合も、iPhone、iPad、Apple Watch、Mac のメッセージアプリでリクエストを確認できます。メッセージアプリにリクエストが表示されない場合は、通知センターで「承認と購入のリクエスト」の通知を確認できます。

「承認と購入のリクエスト」の有効/無効を切り替える方法

保護者は、自分のデバイスを使って「承認と購入のリクエスト」の有効/無効を切り替えることができます。

重要:設定が無効になっている場合は、必ず「有効」に設定してください。

iPhone または iPad の場合

  1. 設定アプリを開きます。

  2. 自分の名前をタップします。

  3. 「ファミリー共有」をタップします。

  4. 家族の名前をタップし、「承認と購入のリクエスト」をタップします。iOS 15 以前では、「承認と購入のリクエスト」をタップし、家族の名前をタップします。

  5. 「購入に対して承認を必要とする」のオン/オフを切り替えます。

Mac の場合

macOS Ventura 以降では、以下の手順を実行してください。

  1. Apple メニュー >「システム設定」の順に選択し、「ファミリー」をクリックします。

  2. お子様の名前をクリックします。

  3. サイドバーで「承認と購入のリクエスト」をクリックします。

  4. 「購入に対して承認を必要とする」のオン/オフを切り替えます。

macOS Monterey 以前では、以下の手順を実行してください。

  1. Apple メニュー >「システム環境設定」の順に選択し、「ファミリー共有」をクリックします。

  2. サイドバーで「承認と購入のリクエスト」をクリックします。

  3. お子様の名前の横にあるチェックボックスを選択または選択解除します。

アプリや購入アイテムを家族と共有しない。

購入アイテムの共有とは?

ファミリーオーガナイザー (管理者) が「購入アイテムの共有」を有効にすると、家族全員が、ほかの家族が購入したアプリ、音楽、映画、テレビ番組、ブックを楽しめるようになります。

家族は、App Store、iTunes Store、Apple Books、または Apple TV アプリの「購入済み」ページで共有コンテンツを見つけることができるため、過去にあなたが購入したものがお子さんをはじめ、プライバシーは、筒抜けになります。

また、ファミリーオーガナイザー (管理者) は、家族が購入した分の料金を支払うことになります。

なぜなら、App Store、Apple Music、映画、Apple TV、および Apple Booksで購入した項目を家族で共有している場合は、すべての項目の代金がファミリー共有の管理者の Apple IDアカウントに直接請求されるからです。

これゆえ、ファミリー共有の管理者は、家族グループ内のお子さんに対し、「承認と購入のリクエスト」で買い物を承認制にすることが重要になる訳です。

なお、成人および13歳以上のメンバーは、購入コンテンツの共有を自身でオフにすることができます。

ちなみに、「購入アイテムの共有」をオフにすると、自分で購入したコンテンツが共有されなくなり、ほかの家族が購入したコンテンツにもアクセスできなくなります。ただし、Apple TV+ や Apple Arcade などのサブスクリプションは引き続き共有できます。

<番外編>

ファミリー共有の課金を自分で支払いたい

ファミリー共有参加メンバー各人が、自身の Apple ID残高に必要な金額を予め “チャージ” しておけば、ファミリー共有管理者には請求が行かず、そちらからの支払い処理が優先されます。

なおファミリー共有管理者には、参加メンバーが支払い処理した案件の領収書メールは届きます。

お子さん用が購入したアイテムの履歴は見たい

「ファミリー共有」を使用している場合、Apple IDで購入したアイテムの履歴は見ることができますが、他の家族メンバーが購入したアイテムの履歴は見ることができません。

他の家族が買ったものを見るには、その家族の Apple IDでログインする必要があります。

購入履歴の確認方法

  1. reportaproblem.apple.com にアクセスします。

  2. Apple ID とパスワードでサインインします。

  3. 最近の購入履歴がリストで表示されます。何を購入した金額なのかはっきりわかっていなくても、正確な額がわかっていれば、その額で検索してください。さらに遡って購入情報を調べたい場合は、デバイスの「設定」または「アカウント設定」で購入履歴を確認してください。

探しているアイテムが表示されない場合はこちら、覚えのない請求額が表示されている場合はこちらを参照してください。

料金を支払っているサブスクリプションが必要なくなった場合は、解約できます。

ペアレンタルコントロールを設定してみよう

管理者は、ファミリー共有グループ内のお子さん用にペアレンタルコントロールを設定できます。また、スクリーンタイムを使って、お子様による Appleデバイスの使用状況を管理できます。

センシティブな内容についての警告を受け取る

ご自身やファミリーメンバーがセンシティブなコンテンツ(写真やビデオなど)を送受信していないかどうかをスクリーンタイムでチェックできます。センシティブな画像を確認するを参照してください。

スクリーンタイムを設定する

スクリーンタイムを使って、休止時間、アプリの使用、連絡先、コンテンツの制限などの設定を管理できます。

スクリーンタイムの設定について詳しくは、iPhoneでスクリーンタイムを設定するを参照してください。



「Appleデバイスで課金させない方法」は、いかがでしたか。
Androidスマホで課金させない方法」もあわせてご覧ください。

さいごに

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