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非デザイン系学生が見たCXO Night #3

運良く高倍率の CXO Night #3『デザインを越境せよ』に当選したので、昨晩足を運んできた。

途中で学生がどれくらいいるか聞かれるシーンがあったが、数はかなり少なかったように思う。さらに、ポートフォリオはおろかプロダクトすら一つも作ったことのないニワカ野郎(詳細は前の記事)は多分僕ぐらいだったと思っている。最後列にひっそり座って見出し画像の写真を開演前に撮っているあたりからビビり具合を察してほしい。

まあそんな僕だが、非デザイン系大学生としていくつか自分なりに考えたことがあったのでまとめておきたいと思う。デザインとかあんま知らんわ、みたいな大学生も読んでいってほしい。

(内容に関するレポートは、他の方のnoteなどにまとまって載っていると思うので割愛します)

若手社長の「学生へのメッセージ」から

最初のセッションは「若手社長デザイナー社長トーク」で、piconのしょせまるさんとUndefinedの若月さんが登壇なさった。(二人とも僕より数歳年下なのですごいなあという気持ち)

各々の会社の経営の仕方、デザイナー兼CEOとしてのメリットデメリットなど面白いお話を色々と聞けたが、なるほどなと思ったのは最後の学生へのメッセージの部分だった。(こちらの記事からの引用。敬称略)

しょせまる:僕は学生のうちにやれることをやっておいた方がいいなといいたいですね。僕の場合学生のうちのリア充さは今のサービスにも効いてくるものですし、さまざまな経験を積むことは、後々の仕事にも生きてくる。そのための経験値を貯めておいたほうがいいかなと思います。

ビジネス感のない学生(自分含めほとんどがそうだと思うが)は、どうしても今自分ができる学生ならではの経験の価値に無自覚になってしまいがちなので、そこに注意を払おう、という話。ただそうはいっても、打算的に「将来若者向けのサービスを一発当てるために、敢えて"エモい"体験しておこう」というのが理想ではない気がする。個人的な意見だが、大学生という立場を利用してやりたいことをたくさんやる→結果としてその時のエモさが後々活きてくる、という流れがベストなのかなと思ったり。

若月:一番は「自分がこれをやっている状態が好き」といえる状態であり続けることが大切だと思っています。満足している人ってそれ自体が好きだから続けられるし、成果につながる。自分が信じられるものをやるのが良いと思いますね。

このフレーズはとても腑に落ちた。特に学生という立場はリスクフリーで、やりたいことをやりやすい(すなわち嫌なことをやめやすい)ポジションだと思うので、自分の「好き」に正直になるべきはちょうど今なんだろうなーとか思った。

また、お二方ともに所謂ガイドラインについては懐疑的で、実体験やヒアリングなどの現実に即したデザインを作ったり施策を打ったりしているあたりがすごく明快だなと感じた。僕は今Design+Codeなども使いつつ勉強しているのだが、与えられる既存の知識に無意識のうちに縛られすぎないように心がけることはやはり重要なのかなと思う。

あとお二方ともに非常にPDCAを軽々と回している感じがして、デザインに関わり始めた今だからこそ、そこらへんのスピード感を見習いたいなと思った。

対談「デザインを越境せよ」から

こちらは第一線で活躍しておられるTakram田川さん、IDEO田仲さん、piece of cake/THE GUILD深津さん、milieu塩谷さんによる対談で、CXOの役割・仕事のレイヤーからプロダクトとサービスのあり方にいたるまで、デザイン×経営にまつわる様々なことが話題に上がった。

最新のテーマだけあって非常に示唆に富んでいたが、CXOの役割についての話が特に面白かった。(以下こちらからの引用。敬称略)

田川:チーフデザイナーとCXOの役割は微妙に違う。CXOは中期、長期のデザイン戦略を作って運用する人。どういう組織にするかということを考える人。プロダクトでデザインを統一するのかしないのか、ガイドライン作るのか、とか。
ベンチャーで、フルスタックデザイナーみたいな人がいて、初速でバンと伸びるんだけど、スケールしてくるとだんだんダサくなるようなケースがあると思っていて。なぜかというのを考えると、フルスタックの人がCXO的な役割をできてないからだと。必ずしもマネジメント側に行け、という話をしたいわけではないけど、そういうことが発生するというということに自覚的でいた方が良い。ファイナンスの話、組織の話で頭がいっぱいになると、プロダクトのクオリティが保てなくなる。

CXOとはいかにあるべきか、そしていかに自身のいるべき位置と役割に自覚的であるか、という話。これはCXOに限った話ではなく、普通のデザイナーも、またデザイナーではない人も意識しておくべきことと思う。そして特に、この話でいうところの役割の変化にも敏感であった方が良いとも思った。この話の核は、事業がスケールしていくに従って自分の役割を組み替えていく(この例だと短期でサイクルを回すチーフデザイナーから中長期的なデザイン戦略を打つCXOへ)こと、そしてどのように組み替えるべきかを判断するメタ的な視点が必要だよ、ということだと思うが、この話もCXO以外でも組織での仕事全般に活きるだろうなとふと思った。

結局

会場に来ていた方のほとんどはデザイナーとしてガンガン仕事をしている方々だと思うが、僕はまだデザインを始めて日が浅く、自分の将来やキャリアにどうデザインを織り込んでいくかのビジョンが定まっていない。CDO/CXOとその仕事のレイヤーに関しても、理解はできるものの、自身がまだ深く事業に関わっていないため実際にイメージは湧きづらいというのが現状だった。

ただ、僕だけでなくほとんどの学生がそうだろうが、将来的に所属する組織(会社や研究機関など)にデザインが多かれ少なかれ絡んでくることは明白だろう。だからこそ今回のような「デザインを経営の中核に織り込んでいこう」という話は、デザイナーだけでなく営業や経営などの別の職種でキャリアを進もうとしている人々みんなが頭の片隅に置いておくべきことなのかもしれないな、というのが全体を通しての感想だった。

ここまで色々と書いたが、何もしてない割に偉そうに考えたことを述べるのはあまり好きではないので、とりあえずもっと手を動かしていこうと思います。すいません。

補足

今回のメインテーマの一つの『デザイン経営宣言』もぜひ。またイベントの内容が気になった方は、noteやtwitterで #cxonight で検索して色々と読んでみてください。


それではまた次回の記事で。

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1996年生まれの滋賀県出身。東京大学工学部社会基盤学科4年。研究の傍ら、デザインの勉強やお仕事をしています。
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