モンスター

【現代日本昔ばなし59】モンスターペアレンツ

 むかしむかし、あるところに、もんすたーぺあれんつが いました。

もんすたーぺあれんつは じじつ じぶんの きにくわないことが おこると、じじつ かくにんも せずに、 がっこうに どなりこみに いって、きょいんたちに おそれられていました。


 あるとき、そんな がっこうを すくう べく、ひとりの きょうしが あらわれました。

じょうねつけい きょうしです。

ぺあれんとが もんすたーなら、とうぜん せいと たちも もんすたーでした。

そんな もんすたーせいとに たいし、じょうねつけい きょうしは、まっこうから しょうぶを いどんだのです。

たいどが わるい せいとは なぐりました。

いえに とつぜん おしかけたりも しました。

もんすたー せいと たちは つぎつぎと とうばつ されていったのでした。

 

 しかし、そんなことに くっする もんすたーぺあれんつでは ありません。

じょうきょうが ふりと みるや、もんすたーぺあれんつは しょうかん まほうを はつどうしました。

そうです。

きょういくいいんかい です。

きょういく いいんかいは がっこうを くまなく しらべ、じょうねつけい きょうしは、あっというまに くびに なってしまいました。

そうです。

もんすたーぺあれんつは かったのです。


 それからというもの、もんすたーぺあれんつは がっこうに もんくを いいまくって すきほうだい きまりを ねじまげて、わがこを あまやかし ながら、 しあわせにくらしましたとさ。

めでたしめでたし。

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