スーパーマン

【現代日本昔ばなし50】スーパーマン

 むかしむかし、あるところに、すーぱーまんが いました。

すーぱーまんは やすうりを している すーぱーが だいすきで、まいあさ すーぱーの こうこくを ちぇっくしては、1えんでも やすい すーぱーへと かいものに いくのでした。


 あるとき、いつものように、おひとりさま 1ぱっくの げきやす たまごを かうために きんじょの すーぱーに かいものに いっていると、どこからか

「ああ。こまったわ。」

というこえが きこえました。

すーぱーまんは こまっている ひとを みてみぬふり なんて できません。

すぐに その しゅふの もとへ かけつけました。

「いかがしましたか?」

すーぱーまんは たずねました。

「わたしは こまっています。この とりにくは この すーぱーが やすいのか、あのすーぱーが やすいのか わからないのです。」

しゅふは いいました。

「それだと あっちの すーぱの ほうが やすいですよ。ただし、500ぐらむ いじょう かうばあいに かぎりますが。」

すーぱーまんは そくとう しました。

「ああ。ありがとう。すーぱーまん。やっぱり たよりに なるわ。」

しゅふは おれいを いうと あっちの すーぱーに むかって いきました。

「いやー やはり、ひと だすけは きもち いいなあ。」

すーぱーまんが そう かんがえて ふと みると どうでしょう。

おひとりさま 1ぱっくの げきやす たまご がなくなって いるではありませんか。

「なんということだ。」

すーぱーまんは しょっくを うけました。

なぜなら、この きんじょの すーぱーより 50えん やすい たまごを かうために、でんしゃを 3ほん のりついで、ばすをつかい、40ぷんも あるき、ならぶために、てんとを こうにゅうし、みっかまえから きゃんぷを はって ならんだ というのに、かいそびれて しまったのです。


 それからというもの、すーぱーまんは、すーぱーにかようのをやめ、いんたーねっとで なんでも かいものを すませてしまう、あまぞんたんけんたい として、しあわせにくらしましたとさ。

めでたしめでたし。 

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