おじさん

【現代日本昔ばなし47】おじさん

 むかしむかし、あるところに、おじさんが いました。

おじさんは ひっしに はたらいて いました。

すこしでも しゅっせ したいと おもっていました。

そのためには なんでも やりました。


 あるとき、おじさんは かいしゃで いつもの ように しごとを していました。

すると、わかものの しゃいんが

「この げいにん おもしろいよね。」

とはなして いるでは ありませんか。

おじさんは、わかものの つぼを しるべく その げいにんの ことを しらべ、どうがで みました。

それを みておじさんは びっくり。

なにが おもしろいのか さっぱり わからないのです。

おじさんは、ひっしで なんども みました。

それでも わかりませんでした。


 あるとき、おじさんは、かいしゃの のみかいで すぴーちを まかされました。

のみかいには、おじさんの じょうしも いるし、わかものの います。

どちらも たのしめる おもしろい ことを いわなければ なりません。

おじさんは あせりました。

わかものの かんかんくが わからないからです。

「どうしよう。」

おじさんが ひっしに なって かんがえた けっか、ひとつの けつろんに たどりつきました。

そうです。

おやじ ぎゃぐです。

とうぜん とんでもない くうきが ながれました。

のみかいは それで おひらきと なってしまいました。


 それからというもの、おじさんは「おやじ ぎゃぐを いうひと」として、かいしゃの ひとや しんせきからも、つめたい しせんを あびながら、しあわせに くらしましたとさ。

めでたしめでたし。



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