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企業経営には必須!?人的資本経営とは?

こんにちは、事業計画研究所です。

本日は、人的資本経営について記載したいと思います。
近年、企業の人材は企業の成長の源泉である資本であるという捉え方が主流になっており人的資本の情報開示などが一部企業に求められるようになってきました。

また、多様な価値観の創出により働き方のニーズもより多様化しています。
昨今は優秀な人材を確保することが企業の課題になる場面が多く、企業の多くが人材戦略に力をいれています。


人的資本経営とは?



人的資本経営とは、人材を企業の資本であると捉えて中長期的な成長の源泉へと繋げて人材育成を通じた企業価値の向上を測る経営手法です。
近年は国内のハイキャリア人材の不足や、IT人材の不足など企業間においても人材が競争の源泉となっていることは言うまでもありません。

この人的資本経営が日本において注目され始めたのは、人材版伊藤レポートが公表されてからだと言われています。

こちらで、詳細な伊藤レポートは閲覧できますので興味のある方はぜひ!

人的資本経営が求められる理由


1.多種多様なライフスタイル・価値観の変化
少子高齢化やシニア世代の増加により、働き方も在宅や時短勤務、フレックスなど多様に変化しています。従来の画一的な人材管理では個々のパフォーマンスや才能を十分に発揮できず、人材流出などのリスクも高まってしまいます。

2.社内のエンゲージメント向上
従業員のエンゲージメント向上により、企業に対する貢献意欲や満足度の上昇などが見込めます。
それに伴い、優秀な人材の流出を防いだり、新たに確保しやすくなります。
従業員のエンゲージメントには営業利益率と労働生産性に正の相関があると言われていますので、人的資本経営の根拠であるともいえます。
具体的なエンゲージメント向上対策としては、各スキルアップ研修の整備や労働環境の是正、社内コミュニケーションの活性化などが挙げられます。

3.デジタル化
昨今話題になることが多い、AIなどの人の仕事に取って代わりうる仕事や技能は数多く存在します。いわゆる定型業務がAI化・自動化することによって
個々や企業が求められる付加価値も「イノベーション」寄りになると言われています。
イノベーションを起こせるのは「人」であり、企業にとっては「人的資本」ですので経営には欠かせない考え方になっていると言えます。

4.企業ブランディング
多種多様な価値観の創出から、Z世代と言われる若者を中心に働くことに対する価値観が大きく変わっています。職場における福利厚生や公休・有給取得などが重視される傾向にあり、人材確保競争においては職場環境が良いことや社員のエンゲージメントが高いことは必須とも言えます。

本日はここまで!
次回は人的資本経営のフレームワーク「3P・5F」について記載します!




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