『7つの習慣』から学ぶ、時間管理のマトリックス
スティーブン・R・コビィー博士が、成功者に関する文献を分析し、体系的にその考え方をまとめたという『七つの習慣』。
本日は、本書から学ぶ時間管理のマトリックスをテーマに記載していこうと思います。
導入
本書では読んで字の如く、7つの習慣について記載されています。その中でも第1~第3は「私的成功の原則」と呼ばれており、第1~第3の習慣を実践し続ける事で、個人としての自立や、理想とする自分でいられるようになると記されています。
▼第1の習慣では、「主体的であること」という自立するためのマインドセットに関する原則が。
▼第2の習慣では、「終わりを思い描くことから始める」という個人が成功するための具体的ビジョンを設定するという原則が記されていました。
そして第3の習慣では、
「重要事項を優先する習慣」について記されています。
第2の習慣で定められた目的に沿って、期待通りの良い結果を得るために必要となる習慣を身につけることが重要ということです。
この習慣についてのポイントを言い表す言葉を文豪ゲーテはこのように語っています。
時間を割くべきタスクについて、重要度と緊急度の有無に応じて4つに分類されるフレームワークが下記の時間管理のマトリックスです。
時間管理のマトリックス
【第Ⅰ領域】
重要かつ緊急(問題・課題、必須の領域)
【第Ⅱ領域】
重要だが緊急ではない(質の高い効果性の領域)
【第Ⅲ領域】
緊急だが重要ではない(錯覚の領域)
【第Ⅳ領域】
緊急ではなく且つ重要ではない(浪費の領域)
重要とは
Missionや価値観、重要な目標の達成に貢献する活動のこと。
緊急とは
すぐに対応しなければならないと感じられる活動のこと。
第Ⅱ領域の活動を最大化する
本書で論じられている且つ、筆者の見解も踏まえると、やはり重要度の高いことを優先すべきであると感じます。
その点、第Ⅰ領域である重要かつ緊急性の高いことは必然的に自ずから動いて実行しようとします。しかし緊急ではないが重要である第Ⅱ領域の活動は、ついつい後回しになりがちなタスクとなってしまいます。
緊急度が高まってしまってから取り組むよりも、ある程度時間に余裕を持って取り組むことで「質」を高めることも可能です。
優先順位をつけると、どうしても緊急度の高いことに目がいきがちですが本質的には重要度に目を向ける必要があると感じます。
このフレームだけが重要という訳ではありませんが、是非あなたにとっての重要度の高いことを意識することから始めてみてはいかがでしょうか。
今日もお読みいただきありがとうございました。
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