辞書の生き物 #320 バッテラ
バッテラ
「押し寿司」の1つで、酢飯に鯖(さば)と昆布を乗せているのが特徴です。
大阪が発祥とされ、最初は鯖ではなく「コノシロ」が使われていました。
「コノシロ」は「コハダ」の成魚で鯖と同じ青魚です。
「バッテラ」の名前は、ポルトガル語の「小舟」を意味する「バッテイラ:bateira」に由来します。
コノシロを寿司に乗せた形が小舟のように見えたことからの命名とされています。
その後、コノシロの漁獲量が減ったことで、多く獲れていた鯖が使われるようになり、現在ではバッテラと言うと鯖の押し寿司のイメージがあります。
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