邯鄲:かんたん #268 辞書の生き物

邯鄲の夢

「邯鄲」というと「邯鄲の夢」を思い浮かべる人も多いと思いますが、「邯鄲」は、昔の中国の「趙の都」の名称でもあり、昆虫の「バッタ」の名前でもあります。

「邯鄲の夢」は「邯鄲の枕」や「一炊の夢」とも言われる寓話で、次のような内容です。

盧生 (ろせい) という人生の目標を探していた青年が、邯鄲の町で出会った老師に夢がかなうという枕を借り、栄耀栄華(えいようえいが)を極める人生の夢をみます。
しかし目が覚めると、寝る前に火に掛けた粟粥(あわがゆ)がまだ煮上がってさえいない短い時間であった。
青年は欲張らずまじめに暮らすことを決め、故郷に帰っていく。

定年したといっても人生100年時代です。
人生は短いといっても、何もしないには長すぎます。
有意義に過ごしたいものです。



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