価格戦略

あなたは商品の値段について
考えたことがありますか?


自分が店長や経営者になったつもりで
値段をどうやって決めるのか
考えてみてください。

多くの人は
「商品とお客さん次第」
そう考えると思います。

実際には製品価格を1%値上げするだけで
企業の利益は平均12%も改善します。

マーケティング・ミックス(4P)のうち
価格戦略は利益を生み出す唯一の要素です。

個人としても会社としても
利益を出さなければ継続していくことは
不可能になります。

そうなってくると
この価格戦略においては
かなり重要になってくることは明確なので
必ず自分の知識にしていきましょう。

今回は
サイモン氏とドーラン教授のお二人の著書から
アウトプットしていきます。

売上と利益を最大化する価格戦略とは?


旅客機は席で値段が変わりますよね

プライス・カスタマイゼーションという
顧客にあえてきめ細かい値付けをする手法によって
利益を最大化させています。

ここについてはかなり
難しく計算等もあったので
偏差値低めの僕が僕なりに解説をします。

飛行機とかって
お客さんによって払える金額が変わります。

そして乗れる人数も400人とか結構な人たちが
乗れます。

そうなってきたときに
例えば1席20万だと払える人と払えない人が
出てきてしまいます。

400人席だとして
200人が変えた場合
4000万の売上になります。

しかし
残り200人の損失があり
この200人が5万円なら
払えるとしたら

1000万の売上が出るわけです。

こういう風に
金額によって払える層は
変わってくるので
相手に合わせてプランを提示
してあげる

という形を取ることで
無駄なく利益を取れるという方法になります。

プライス・カスタマイゼーションの方法は
4つあります。

方法①製品ラインアップ
顧客に異なる価格帯の製品を選ばせる
方法②顧客別に管理
会員ステージ別に割り引いたり
(楽天市場とかもこういうのある)
方法③購入者の特性
例えば子ども半額
方法④取引特性
週末と平日の宿泊料金を変えたり
大量購入の場合に割り引いたりする

このような方法を
使いこなせていければ
収益性が大きく向上していきます。

日本企業は「高付加価値戦略」に踏み込め


「製造コスト50ドル。顧客が1000ドル節約できる
製品の価格をいくらにするか」

という問いに対して
米国の経営者は500ドル
欧州の経営者は600ドル


と答えたのに対して
日本の経営者は100ドルと答えたそうです。

日本企業は大量生産でコスト優位を狙っています。
しかし、これは過去のものであり、
「これからの時代成功する鍵は高付加価値戦略だ」


と言われています。

日本は商売の考え方として
「3割節約し利益を1割減らせ。
奉仕を心掛け、欲を出すな」

という昔の教えがあり
それに従っている節があります。

でも実は
日本って刃物など
高付加価値戦略を実現しているものも
結構あるんです。

そう考えると
時代も考えて
戦略を練っていくのが大事なのがわかりますよね。


トレーナーという面でみても
価格設定に関してはかなり
考えるところだと思います

特にパーソナルの人は
ライバルも多いので
価格を低くしがちですが

あえて高くして

より良いサービスを提供していく
こういうことも大切なんじゃないかなと
思います。

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