販促に使える〇〇を提供?!本当にあった開発会社の導入支援事例
事例紹介
■生協Web加入手続きを通年に
X大学生協では、従来Webからの生協加入申し込みは新学期限定でした。
新学期以降は、学内にある「組合員センター」で、紙による申し込み手続きを行っていたもの以下のことが課題となっていました。
学生の不便さを解消して新規加入者を増やすべく、X大学生協は、新サービス導入を決定しました。しかし、日常業務をこなしながら、新しいソフトウェアの使い方を覚えていかなければなりませんでした。大学生協としては、学生に申し込みしてもらうためにの告知や販促もしたい。しかし、そこまで手が回っていませんでした。
■ ソフトウェアの導入時に「販促面」もサポート
新サービスを設計したS社は、導入時のフォローアップとともに、スタッフの手が回っていない告知や販促に注目し、販促用チラシ・ポップのデザインデータを作成し提供しました。
チラシには、生協加入を促すキャッチコピー、申し込み方法、申し込みフォームのQRコードなどを記載し、すぐに店頭に張り出せるようになっていました。X大学生協では、このデータを雛型に、アレンジを加えて店頭で活用。その結果、学生への新サービス告知がスムーズとなり、新サービスを使った業務も順調に開始となりました。
■販促面のサポートを行っている理由
今回、S社が店頭POPやチラシを提供した理由は、新ソフト導入の目的を考えてのことでした。新ソフトを導入する際、ソフトの使い方やフォローが手厚いシステム会社はたくさんあります。
しかし「何のためのシステムか?」という原点に立ち返って考えることで、ソフト以外に必要なものが見えることもあります。
たとえば、今回の場合で言えば、目的は
✖「新ソフトを使いこなすこと」ではなく、
○「新ソフトを使って、新規加入を増やすこと」です。
この視点があったからこそ、販促品の準備・提供というサービスにつながりました。
事例のポイント
新しいソフトウェアを使い始める際に、開発会社のサポートは「使い方」のフォローが多いです。しかし、ソフトウェアを導入した本来の目的を考えると使い方を覚えたその先の「この仕組みを使って何がしたいのか」の方が大切です。
今回、X大学生協の目的は「生協加入者を増やす」ことでした。そのために何が必要かを考えた開発会社の導入支援だったと言えます。
ビジネスデザイン研究所は、企業の成長と継続のためのヒントとなる情報を発信しています。
👇本記事と同じカテゴリ「ヒューマンデザイン」の他の記事はこちら♪