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独自ドメインを取得して事業用のメールアドレスを持とう

メールアドレスはビジネスにおける必須アイテムのひとつです。開業届を出すだけならメールアドレスがなくても可能ですが、事業を続けていくにはメールアドレスは不可欠です。仕事をする上でFAXが必須となる場面は減ってきましたが、メールアドレスが必要な場面は多数存在します。現代ではFAXよりも重要な位置づけにあるといってよいでしょう。

独自ドメインの重要性

メールサービスにはGmailやYahoo!メールのように無料で利用できるものや、インターネットプロバイダーが提供するものなどがありますが、これらのメールアドレスでは基本的にドメイン(メールアドレスの@の右側部分)が他のユーザーと共用になります。共用のドメインでもメールとしての機能に問題はありませんが、顧客の心理には大いに影響があります。

例えば名刺交換する場面を想像してみてください。受け取った名刺に載っていたメールアドレスがYahoo!メールだった場合と、屋号や商号に合った独自ドメインのメールアドレスだった場合とでは、どちらがより信用されるでしょうか?

独自ドメインのメールを取得する方法

独自ドメインのメールを取得するのは難しくありません。手順としては以下の2つだけです。

1. 独自ドメイン対応のメールサービスに登録する
2. 独自ドメインを取得してメールサービスに設定する

まず独自ドメイン対応のメールサービスに登録する方法からご説明します。独自ドメインに対応したメールサービスはたくさんありますが、低価格と企業の信頼性の高さから、「さくらのメールボック」がイチオシです。

年間一括契約で1,048円という安さに加え、10GBの容量、電話とメールのサポート、各種セキュリティ機能などが無料でついてきます。

上記のリンクから申し込みを行うと、下のような画面に遷移します。

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初期ドメインはsakura.ne.jpという共用のドメインです。サブドメインの部分は自由に選ぶことができます。また、この申し込み画面から独自ドメインを取得することもできます。

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使いたいドメインを検索して、誰にも取得されていなければ申し込むことができます。.comドメインは条件が緩やかですが、取得に際して厳しい条件があるドメインもあるので注意しましょう。例えば.co.jpドメインは原則的に法人登記した企業しか利用できません。

サービス登録は基本的に画面の指示通りに必要事項を入力していけば完了します。

ドメインの取得はメールサービスに登録した後からでもできます。コントロールパネルにログインし、メニューから「ドメイン/SSL」→「独自ドメイン申し込み」を選ぶと独自ドメインを取得できます。

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取得した独自ドメインをメールサービスに設定するには「ドメイン/SSL」→「ドメイン/SSL」でドメイン用の設定画面を開き、「ドメイン新規追加」ボタンをクリックします。

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すると下図のような画面が表示されるので、取得した独自ドメインを選択して「追加」ボタンをクリックしてください。

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これで独自ドメインの設定は完了です。設定内容は「ドメイン/SSL」→「ドメイン/SSL」で確認できます。

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メールアカウントの追加方法やメールソフトの設定方法など基本的な使い方はこちらをご覧ください。

上記の例では独自ドメイン取得もさくらインターネットで行いましたが、別のサービスで取得した独自ドメインを利用することもできます。その場合、若干設定は難しくなります。なお、ほかのサービスを使う場合でも、「お名前.com」だけはやめたほうが良いでしょう。あれはひどいです。

また、Freenomなどのサービスを利用すれば無料で独自ドメインを取得することもできます。

ただし、無料で取得できる.tkや.cfといったドメインは迷惑メールなどに使われることも多く、顧客の印象が非常に悪くなります。事業用には.comや.jpなどの無難なドメインをお金を出して購入した方が良いでしょう。

まとめ

独自ドメインのメールアドレスを持つ重要性と独自ドメインでメールを取得する方法についてご説明しました。ここで取得した独自ドメインはWEBページを作成する際にも使うことができます。WEBページの作成についてはいずれ記事にする予定です。

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