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いくら「数字」の勉強をしても「数字」に強くなれない理由


深沢真太郎の「稼ぐ力がつく!数学的思考の授業」       
Vol.40   2020.5.26号


ビジネス数学教育家、深沢真太郎です。

この配信型授業はあなたの数学的思考力を飛躍的に高めるヒントをお伝えするものです。多くの大手企業やプロスポーツ団体などに採用されている研修プログラムがベース。実践し続けることでビジネスで使える数学的思考が身につきます。

数字と論理で考える力は説得力あるロジック作りに役立ちます。それはつまりビジネスコミュニケーションの質が劇的に高まる。それは突き詰めていけば、あなたの「稼ぐ力」を高める。これがこの授業のコンセプトです。

ではさっそく始めましょう!


【メイントピック】 いくら「数字」の勉強をしても「数字」に強くなれない理由


本日も学びのためにお時間をとっていただき、ありがとうございます。

前回のこの授業での内容(「数字」は無力)があるメディアで取り上げられており、私のコンテンツにしては珍しくSNSで拡散されていました。もちろんいいことです。でも、内容に一部「政治」のネタを使ったんですよね。。。

私は基本的に公の場で政治について言及しないスタンスです。だから前回の授業内容もあくまで「時事ネタ」として使っただけ。それでもSNSでは「この内容だと総理を擁護することになってしまう」的なコメントが。思わず苦笑いしてしまいます。

まあ政治について真剣に考え、意見を発すること自体は良いことかもしれませんが、発信者の私からすると「読み解いて欲しいのはソコじゃないんだけどなぁ」と。結果的には多くの人の目に触れたので良いのですが。


ではそろそろ今回のテーマに入りましょう。


「ロジカルパーソン」


私が新たに使い始めた言葉です。意味は読んで字の如く。いわゆる論理思考や論理的な説明ができる人。

あまりにも当たり前すぎるテーマ。とても基本的なテーマ。にもかかわらずなぜ今回はこのテーマなのか。それは、私が提唱している「ビジネス数学」は、この「ロジカルパーソン」でないと使いこなせない、武器にできないからです。

例えばあなたが単回帰分析をセミナーで学んだとしましょう。単回帰分析の「やり方」を学びました。さあ、明日からさっそく使ってみましょう。ところが、いつまで経っても使う場面が現れない。気づけば単回帰分析という手法の存在すら忘れてしまっていた。・・・・・

もちろん無理やり使ってくださいと申し上げているのではありません。使う場面がないなら、使う必要なんてない。私が申し上げているのは、使う場面を「ただ待っているだけ」ではないかということです。

うまく言えていない喩えかもしれませんが。「女性を口説く会話術」を身につけた男性がいたとして、「どこかにいいオンナいないかな〜」と言いながら何もしないとします。そりゃ何も起こるはずがありません。自分で口説く場面を作らないと。当たり前のことですね。

でもこの当たり前のことが意外とビジネスパーソンは現場でできません。

数字に強くなりたい。数字を使って仕事をうまく進めたい。多くのビジネスパーソンはなんとなく心のどこかでそう思っています。まるで口説く会話術を身につけるかのように、数字の活用術をセミナーや書籍などでインプットします。しかし、それを使う場面を自分で作らない。なぜ作れないのか。

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